2020年02月03日
今日、ある社長さんと電話をしていて、私も知っている何店舗も持っておられた会社さんがいくつかのお店を閉じられたというお話。商売がうまく行って店舗が増えていたというよりは、別の部分でお金が回っていてお店を維持しておられたのだろうかとも思えるふしがあった。他の人が地道にやってこられたことなのにそれを自分がやっているかのように語られて、本当に背負ってやっている方がお怒りなのもよくわかる。
一回一回の仕事で苦労されているのはその電話でお話している社長さん。実際、その方は手の世界の方で、いろんなものを自分の手で生み出されている。そういう方のやっておられることを、自分が責任もってやっているみたいな話で自分のものを売る語りにしてしまうのは、駄目なところだろう。私も最近は疎遠になってしまっている会社さんではあるけど、買うから作って作ってで話にのって作ったら買わないパターンとかも多いので個人のお客さんでももうちょっとちゃんとしている。
私生活も素敵を見せておられるが荒れておられるようにしかみえなくて、なんで自分の本業が難しくなっておられるのに贅沢ばかりされているんだろうかというのが目につきすぎて、ものづくりにお金がつかえないのもそこで普通より安いものを最高級のものに化かすしかない商売に傾いてしまわれた感がある。買って、作ってもらって食べて、生きている人が、ものづくりを上手にできるのかというと難しい。ものづくりというのはゼロからでも自分が生んでいく世界だから。自分が一枚の布を縫って、その縫ったものを売って、一般のお客様から1000円頂くことに価値を感じることができなくなると、他の人に地道な仕事させてそういう地道な作業で生まれた1000円を浪費してしまうような経営者になったらあかんと思う。
散財するのをすごいことのように勘違いしてしまうのは、自分が生み出すことができないタイプとか他の人を支えるために自分を犠牲にすることができないタイプの人だから、あるコンバーターの方にもコンバーターを軽く見てますねといわれたことがあるけど、荷物一つも自分が受けずにファックスで出荷くださいの指図ばかりで、自分が原反を触ってすべて見る覚悟もなければ、覚悟を決めた人間からすれば辞めたほうが良いと思うのもそこ。その人の原反を触ることもいやがってが当たり前だと同じ対応なら同じ程度の覚悟のものしかできない、それでよいのかという話。覚悟決めて仕事している人間に、林与さんはコンバーターを軽く見ていますねで何ができるのかを聞くと、プレゼン、納期管理。私からするとサラリーマンじゃないのだから、私の仕事を指揮するなら私以上にしっかりと補える力も必要。
その方を紹介したA社が私に恐縮されて紹介をいただいた経緯があって、紹介いただいた方の困られたときに親身にその方の立場になって助けたこともあるし、私自身は日本の麻業界のために犠牲になってもの覚悟もあって、他の自分とは別の協会や組合の困りごとでもだれも解決できないときには自分の会社のことなど捨ててでも助けてあげる覚悟もあったりして、実際、自分の会社がボロボロになってもそのたのまれた方のこと考えて動いて解決した問題も多い。そこまでやる人間はいないから、だからだれも私には強いこと言えないのである。残念なのは林与さんはコンバーターを軽く見てますよねという言葉、コンバーターの仕事を軽く考えていないから私がお金の面倒は企画の面倒は物流の面倒は誰が見るののという話から。大きな問屋さんでも私から逃げられるのがそこで、実際の仕事の責任から逃げてどうするのという話。裏では実際に正しく仕事をしようとする加工工場の社長とも喧嘩になる話であったりもするレベルの解決になる。その加工工場の社長でも別に自分が死んでもよいくらいで覚悟決めて仕事している私だから許してもらえるけどのことも多いが、自分やお客さんの都合だけで動いて一つの者の面倒を観る覚悟もないレベルだと、何億円もの覚悟もへっちゃらで、本当に覚悟決めてできるかぎり働いて日本の繊維業界を覚悟決めた人間が背負っていく状態にもっていきたいと思う。途上国が覚悟決めて工場や人の面倒まで国規模でみるのに、日本は工場や人の面倒までみているものに偉そうに国民の生活から搾取の議員や公務員が食いつぶしてまさに人権侵害の江戸時代。それで最近も従業員の面倒をしっかりとみなさいみたいな公務員的な態度をしめされた会社に苦言。
その会社さんは倉庫での荷受けもできたら送ってくださいとか本当に思いやりのある企業だから、逆にそういう国や大企業程度の体裁になびいたようなことをやられるのに苦言を呈するのもそこ。もっとしっかりと人のことを考えてゆかないとこの先の日本のモノづくりは難しい。自分なんてどうでもよい人が日本を支えてきたのに、自分の保身ばかり、贅沢したいばかりの人が、お前が悪いみたいに働きも責任も負わずに、働いて責任追っているものを叩くようなことが多すぎるのが今の日本の流れ、なにがブラックだという話、働かない人間が責任追わせて、日本で一番給料の優良企業とみなされる高い財閥系が、弊社にファクス送ってくる文面が、自分が納品後締め過ぎの6か月後の決済でしかもCSRとして、林与がちゃんと社会的責任を果たせていますかの文書に同意しろと。私のお客さんからちゃんとお金貰えなければこっちがお金ももらえない話すらも含まれて。児童労働の働かない親そのものが日本のホワイトな世界で、そこから正して行かないと。
林与は私自身が覚悟決めて普通の職人の10倍ほどの仕事はこなしているから成り立つけども、普通の田舎の地場産業を支えるおっちゃんおばちゃんレベルだとまったく無理な世界。今は若い人が携わろうとしても地場産業も、他でアルバイトして趣味的に支えるのが精いっぱいなのも、ホワイトな社会がそういう風に見下すところで成り立っているから、私は仕事なんて等価交換くらいにしか思わない覚悟でお客さんが成り立つことも考えてやっているし、仕事のお客さんが自分の本当の責任をもって仕事する部分やらないで、日本の諸悪の根源が現場にあるみたいな指摘は解せないことそのもの。テレビニュースになるようなことは、繊維業界にありがちなホワイトに見せたい人が多い、裏側のブラックなのである。ホワイト感覚がブラックというのが日本の繊維業界の実態で、贅沢三昧の人が多いのも事実。
なんで繊維業界がこれほどに苦戦なのに、日本一の金持ちが繊維業界の大手SPAの代表だったりとか、何千億稼いだ繊維販売の社長が引退とか、昔だったらありえない世界が、日本の繊維業界を食いつぶしていたりもする話。何兆とか何千億あれば、何千社、何万社の地道な繊維の仕事を救えるのだけど、道具にしか思っていないところが今の勝ち組の日本の繊維業界のブラックそのもの。その感覚で仕事するお取引さまには私が警笛流すのもそこで、海外の児童労働と同じで自分の世間体やルールばかりで自分が利益を上げるのにそれを成り立たせる覚悟もなく、自分はホワイトでもブラックを作り上げてしまっている元凶じゃないですかと、本当に体制もあってまったく親身な会社に対してでもそういうホワイト気取りな文章を見せられるだけで警笛を鳴らす。
日本の行政のように自分は違法行為が当たり前でも罰されることもない、これは中世の奴隷制度や魔女狩り的な制度、魔女狩りの有名なボストンでも魔女がなんの仕事やってたかというと織物の地道な社会貢献的な仕事、差別の目でまともな人をどこまでも追いやるのが魔女狩りで、今の日本のホワイトな社会に共通するところで、国会議員が本当の不透明なことばかりで実際に犯罪で牢屋に入るひとばかりだけど罰せられないだけの世界をつくりあげては、将来の子供たちが希望するのもなりたい仕事が公務員とか、昔の奴隷制度を形を変えただけの再来そのもの。昔も奴隷制度が法律だったけど、法律が奴隷制度に近寄っているのが不気味。働かないことがホワイトなんて、その働かない人を支えてゆくのは、法律の外ですべての責任を負わさR田、24時間働かないといけない、コンビニ店主だったり。苦労知らない国会議員とか裁判官とかホワイト作って、同時に本当のブラックな奴隷制度をつくて責任逃れな世界。
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