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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
タバコ
2020年02月09日
私はタバコは吸わないので逆にかわいそうに思えるくらいに、喫煙化の人はばい菌みたいに扱われる世の中。20年前までは喫煙家が優勢なのを作り上げていたのが行政で、日本の行政すらも世界の流れが見えずに国民を下手な方向に誘導して国際社会の温度差で軌道修正ばかり、何が善なのか悪なのかも自分で判断もできず、自分よりも力のあるものには八方美人で、自分よりも下だと思えば、悪徳奉行やってるから。5分ごとにタバコ吸わないと生きてゆけないみたいなニコチン中毒の人もいる。そういう人を作り上げたのは日本の行政だったりする。酒やたばこが税収になるからって、抑制もせずに奨励してしまう愚かな行政、そして批判が高まると体に悪いからみたいな180度の方向転換。アメリカではたばこ会社が何千億円の損賠賠償判決がでてるけど、日本だったら政府が損害を賠償しないといけない立場。

日本の公務員のトップでも東大とかの頭が良いだけで保身に走ってしまう苦労知らずの方たち、保身の政治家とつるんで、自分たちの保身のためには、法律すらも自分たちの責任逃れで固めてしまう。トップなら自分が一番リスク背負って覚悟して政治や行政に当たれというものであるが、アンケートなんかでも、第三者のリサーチ会社に投げて本当に駄目な連中が多い。アンケートに答える手間すらも考えていない連中が集計された結果だけをみて、満足か。リサーチ会社は依頼主の意向に沿った良い結果だけしか渡さないことも当たり前にある。依頼主もそれに満足しているようじゃあ…。

私は別に干されてもかまわない人間だけど、他の人を全力でつぶしにかかることはしないが、方向性が怪しい場合には2割3割の毒を注して軌道修正が必要ではという警告的なものを発する。大手に対してもそうで、怪しいところは早めに軌道修正がベストだろうと思う。私が一番嫌いなタイプは信念がなく、力になびいて右左のタイプ。個人的には世話になったりもあるけど、自民党で何十年もやってきた人が自民党が劣勢になって鞍替えで推薦受けて出馬。年を取っていても情けなさすぎて、自分可愛さの保身で右左で、その支援者も振り回すのかというのが自分が民意の代表なんだというのも感じていない田舎の風見鶏のおっちゃんレベル。議員って社長以上に覚悟決めていないと、人の面倒なんて見ることもできないよ。

大手繊維企業とのビジネスマッチングで5人くらいの役員クラスがならんでおられ、現場の繊維を知っておられるアドバイザーみたいなおっちゃんが一人。おっちゃんのような風貌の人ほどスーツで身を固めた繊維業界の人よりは知識があって、そのおっちゃんもどうなのかなあと思うのが私だったりする。中国の紡績会社のリネンはすべてフレンチリネンだなんて言われているのは、その大手繊維企業の中だけの話だろう、私はその紡績企業をよく知っているので、その大半が中国の国内需要やインドなど向けが多く、中国国内のフラックスを使っての紡績、イタリアや日本向けの細番手は、フランスベルギー産だけど、その他のケースでは中国原料が主体の紡績企業。これは悪いというわけではなく、ベルギーを代表する4代続くリネン紡績企業も原料は、エジプト中国が主体だったから生き残れたという話。

何か特別な世界があるのではなくて、普通の中に一部特別な世界があるだけで、どこどこの糸だからと信じて、良い品質だと思っていると、中国の糸だったりすることが多いのは現実なのである。イタリアの企業が高品位な糸を引けるのかというとそれは日本の企業が高品位な糸を引けるのかと同じ問題で、イタリア人や日本人の物づくりへのこだわりがどこにあるのかの問題につながってくる。日本でのものづくりはどんどん薄まって、楽して稼ぐスタイルになってわらっていた途上国のだらしない業者スタイルに近い。中国などでつくったものを最高級のもの日本製やイタリア製として売り抜けるのが精いっぱいになっている。

イタリアで一番著名なテキスタイル企業のZ社が中国企業でもありえないほど日本のサンプルを収集しているだけの話。一着20万のスーツなど売ってる会社がそんな下品なことやってたら駄目だよ。海外の展示会であっても、有名なイタリアのZ社のGUYと、見てもらうものはないからさようならとあしらわないとならないレベル。別に買ってもらわなくてもよいけど、礼儀すらなく偉そうにサンプルばかり泥棒してゆくから嫌い。ファッションの世界では一番駄目なイタリアのZ社となる。