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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
極限に向かう力
2020年02月10日
人間というものは、夢はあっても実際にやることがあると逃げてしまう人が多いのが現実で、仕事がなくお金が欲しいと仕事ないかと回ってこられる業者さんもあるが、実際、仕事を作って仕事をお願いすると面倒そうに言われたりも多い。何十年の人ほど小さな仕事を面倒がられて大きくて簡単な仕事を求められることが多いなあと思う。よい時代のあった繊維業界の特徴の一つではないだろうか、そういう人が多いと、それを成り立たせるために他の人が苦労することが多い、たとえば今は亡き先代でも、昔の繊維業界の感覚ではできる人みたいに思われていたけど今の時代だと一番できないタイプで考え方を改めないと一日のアルバイトの人よりも一つの作業も正しくが難しい話。それほどにできるできないの感覚が逆転して、先代はどちらかというとZOZOの前澤さんタイプで、経営感覚にうぬぼれすぎて、落ち始めた時には自惚れだけでどうしようもない、変われないなら変わろうとする者を手伝うくらいのことはしないと、でも、仕事よりも人間のメンツが邪魔して人の言うことなんてきけないものである。偉そうにいうなら自分が極限を経験してみればと思うことは多いが、時間なく寝ないでも手が足りないので、指図出してお酒飲みながらテレビ見ているので糸を割る一番簡単な一つの仕事を頼んでもワシがやるのか?で、家族経営に戻して私しか仕事するものいないのに手伝う気もない自分の親。そんなのが長くやってると商売もコケてどうしようもなくなる、自分の親でも基本から正す必要がある。そういうのに従ってても駄目で自分で仕事の価値観をもって自分の判断でどうするを決めていくが大事。

親であろうが繊維業界にありがちな横柄などうしようもないのも乗り越えて、子供のように思える程度でないと、落ちたものの立て直しというのは無理。そういうのを脱却するには仕事というものの本質を見つめる覚悟から。仕事していても自分がやらないで他の人に仕事の責任を被せて言うだけが自分の仕事みたいな人が多い。7割8割の人がそんな感じで、中も外も、責任を逃れながらどうお金を稼ぐかばかり。他の人に仕事や責任を押し付けてばかりじゃなく、責任被って仕事しましょうよ、みたいなのが私が思うところ、もともと最初に代表の方が、作りたいのでお取引をお願いしたいで頼まれてきたのに、何数年かすると、新任の担当の方が、企画の話で、1M1000円くらいで安い布が欲しい、できないんですかそれなら他で探しますみたいな程度での話で、そのあたりから私もその担当の人と同じような感覚でその会社とは接し始める話も多い。それが本当に残念だけど、そういう感覚の人が多い会社だと、それに付き合えば、しわ寄せばかりがモノづくりしている側に回ってくる。同じ会社さんでも担当が変われば私が受ける印象もことなるし、その会社さんへの対応も同じ担当の方の感覚と程度にしかできないということ。

極限に向かう覚悟はあるんで、極限に向かいたいような人がいてくれたらお客さんでも下請けさんでも一緒に仕事したいねという気持ちはある。自分ができないことができるまで一回一回やってみるとかする時間すらもないのが今の日本のものづくりの現場、学生のアルバイトでも仕事よりも大変な学業しながら、アルバイトは週28時間まで正社員もしたくない末端の仕事で、普通の日本人の大人が週40時間働いたところで優秀な学生のアルバイトを超えることができるのか灯い問題、ましてや、その家族の面倒や自分の老後の面倒まで見ることができるのかとうところ。正社員よりもアルバイトの子のほうが優秀だったりすることが多いのも、コンビニなんかがパートやアルバイトで正しく回っているような現実。

高校生の子がコンビニでアルバイトしていて私からすれば社会経験でそれもよい話。高校卒業して、なぜ正社員になりたいかというと、正月休みが欲しいから見たいな話。正社員というのは本来アルバイト以上に覚悟決めてないとだめだけど、アルバイトに責任追わせて楽に正社員したいものが正社員にあこがれる。自分がそういう立場から抜け出したいだけの子が仕事探してもそういう人はあふれているわけで、できる仕事も気分でできないとかが多いだろう。コンビニのアルバイトを簡単に考えてはならないのはそこで、ファーストフードやコンビニのアルバイト店員は優秀でないと務まらない。正社員は逆に優秀でなくても務まりやすい。なぜアルバイトが必要なのかというと正社員ができないから、そのできない部分をアルバイトがこなす。まあ、階級社会みたいなのは、階級の上のものほど働かんと駄目だと思うけど、逆が多いもので。

世界no1クラスの半導体工場の現場も、社員は休日が多すぎて、アルバイトとか派遣が現場を回す。問題の責任も、スクラップが出てもアルバイトがサインして自分がスクラップ作ったことに処理できる覚悟のある人が必要。改善書くらいへっちゃらに書いて提出できる人でないと、ものづくりの現場は回せない。いつ首になろうが自分がその現場を回しているという覚悟のものがいて成り立つ。社員だと首が飛んじゃうの恐れてできないこともアルバイトが覚悟決めてサインしてたり、人生観の大きさの違いが大事。

一流企業でも、ゴーンみたいな犯罪者レベルが何十億儲けて、実際に働いているものがコスト削減のしわ寄せで、その何十億を捻出。何十億もあればなん十社を救うことができるのに、それでも足りないという感覚でいる食いつぶすだけのゴーン。それが日本でももてはやされるような風潮、日本企業がつぶれてゆくのも当たり前。自分の成果というなら表面に何十億もらっているを出せばよいのに、業績が厳しいからと値下げばかり要求して、裏で金を抜くようなことやっちゃってるからダメなんだよというところ。あんな逃げ方して人間としてもはしたない。それが数年前まで日本の自動車産業のトップの一人だったんだから、上場企業でもどうしようもないメンタリティであふれてる。そんなやつに食いつぶされるならつぶれたほうがまだましだろう。