for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。
ホームリネン日記ブラジル
リネン日記
ブラジル
2020年05月22日
ブラジルでは、大統領が新型コロナを軽く考えて無対応の策。それも一つの方法なのではあるのだが、もう手も付けられない悲惨な状況。下手すると国民のほとんどが感染し、その1割が死亡するだろうというようなことになる。スウェーデンも同じ路線で、運命を受け入れよみたいなあたりで、感染したものが自主隔離という程度で、大衆免疫策で、感染者の1割は死亡。死亡するというだけでなく、回復しても重症者は後遺症を引きずることになる。感染を押さえなければ腎不全や呼吸不全とかの人が増えるとかになるだろう。

新型コロナに対する温度差があるということは、結局、国境閉鎖を選ぶ道しか残されていないような気がする。コロナに警戒する国の検疫基準と、ブラジルやスウェーデンの検疫基準が合うはずがない、ブラジル人やスウェーデン人は他国への移動は難しいだろう。また、世界中の国々が新型コロナが蔓延しているブラジルやスウェーデンへの渡航を解除しないだろう、感染して自国に持ち込む可能性があるから。ブラジル人やスウェーデン人が死亡するものが死んで、重症化するものが重症化、回復するものが回復して全員免疫を獲得したとして、免疫システムがうまく働くとしても、その国への渡航が安全なのかというと、その国に入る免疫を持っていない外国人同士が感染しあう可能性はあるだろう。

ブラジルやスウェーデンを異常に思っているかもしれないけど、WHOにしても当初は感染してもただの風邪程度として、正しく恐れよといってたくらいだから、ブラジルやスウェーデンの基準で世界が大衆免疫を目指していたようなものなのである。ダイヤモンドプリンス号にしても、閉じ込めておくのは人権侵害で、検査なしで全員を早く下船させろと国際的な圧力を日本も受けた。世界中がまだ新型コロナを笑っていたような頃である。