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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
出荷
2020年06月11日
昨日、今日と倉庫で重荷出荷作業。織物を織るのに比べるとそれほど時間も掛からないけども出荷というのは最後の仕上げみたいなもので、検反機で検反や検長を調整しながら、1反1反を袋に包んで作業。1本あたり、大体、10分くらいの作業だろうか。織物というのは結構体力を使うものなのは検反も同じ、最後、紙袋に反物を梱包すると、林与の麻生地はまだ軽いほうなのだが、一つの紙包みが130cmX40cmX40cmくらいで、30kgを超えてくる。このくらいになると普通のおっさんでは運ぶのがなかなか厳しいくらい。

広幅の織物の工場だと、160cmとか180cmとかの反物を織られているところがあるが、1反が、160cmを超えて15kgを超えてくると、その一本を持って運ぶだけでも相当しんどいもので、林与の反物は可愛いものである。リネンストール生地も出荷したが、大きな反物を扱った後に、片手で簡単に持ち上げることのできる60cmほど幅のストール生地というのは可愛く思えてしかたない。ストール生地でも耳糸を綺麗に切る前はボロボロの生地のようにみえるけども、綺麗に耳糸をカットしてあげると上等の生地に変わる。

夜、雨の中、急ぐ5個口を持って、運送会社に行くと、出荷する荷物を載せる予定のトラックがちょうど出発。あー、1日の苦労が無駄になったかと思ったが、とりあえず、明日でもよいので出荷してほしいと頼んで、もう一回来るからといって、もう一度会社に戻って、1つ荷物を梱包してその荷物は今日の出荷に間に合って、さっきの5個の大きい荷物は明後日到着ですよねえ?と尋ねると、無理矢理別のトラックの今日の便に載せてもらえたようで、明日到着するということ、この2日間倉庫で張り詰めて動いていたのが報われた気分。働くって良いなあと思える。今日の夜は張り詰めたものから解放されてちょっとゆっくりしよう。