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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2020年06月21日
日本が豊かだなあと思う反面、チャンスが少ないなあと思うのが、例えば、10年落ちの中古の軽自動車、ちゃんとまだまだ走るのに無料みたいな値段で手に入るが、一方、保険料や車検など維持費は新車と同様にかかる。仕事で何かやろうとしても結局逆にお客さんになってしまうケースが多いのが日本だなあと思う。

日本だと普通は車が飽和して売れなくなるのだろうけども、他の維持費が高いので結局新車を買ったほうがよいという判断になって、新車が売れている要素もあるだろう。どんどんと車もガジェット化して、機構が複雑になるとリコールも増えてくる。そのリコールを車検の時にカバーするというのが日本の車検システム。

他の産業も同じようなシステムにすれば成り立つのだろう。例えばスマートフォン検査制度やパソコン検査制度などつくれば、検査のたびに、スマートフォンやパソコンの新品の買い替え需要を促すことになる。服も、洋服検査制度とか、洋服リサイクル制度とか、2年に一回洋服を検査しないとダメとか、リサイクル料を取るとか。

私自身は、そんなことして産業を成り立たせるのは馬鹿げたことだと思う。結局、そういう制度で守られた自動車産業の向かう方向は、自動車を所有しない方向で、日本では都市化が進むという結果だろう。自動車免許そのものも、昔ほど必要性がなくなって来ていると思う。日本全体とすれば、車を持たない学生のような生き方が大人の普通の生き方に近づいてきている。