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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
耐性
2020年08月03日
麻織物に携わろうとすると根気みたいなものが必要で、うちの父親も母親も無理なタイプで、それで面倒なのを他の人にやってもらうのが当り前でやってしまったからそういう覚悟というか忍耐力がないとなかなか麻織物の仕事は難しいだろう。父親にしても母親にしても田舎の人なので、計算が得意とかもないし、飲んで仕事が父親で、食べるのが大事が母親で、自分が仕事するは無理なタイプ。

若い子に仕事を教えるときにも父親とか母親のような感覚だと仕事はそもそも無理なので、あまり仕事が無理な人には仕事を強要することも苦痛だろうから、やる気のある人だけで仕事をするのが一番だろうと思っている。仕事っ気のない人ほど、関わると致命的にやらないで投げ出したり文句言って偉そうにしてつぶすことが目的になってしまうから、最初からそういう自分が成り立たせる気持ちのない人というのは関わらないほうが良い。

経営者タイプの若い人がいたとしたらたぶんやめておいたほうが良いと思う。前澤さんなんかでも早めに身を引いたからよかったけど、続けていたら大きなマイナスだっただろう。自分が手や体を動かして働いているうちは繊維の感覚もぶれないが、それをしなくなった人というのは、人にものを頼むことやしてもらうことが仕事みたいになってしまって早く他の人にポジションを譲ったほうがよいかもしれない。仕事がめんどくさそうな話はそういう人から出てくる。