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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
経験
2020年09月24日
仕事というものは仕事始めてからの経験よりも人生観みたいなものが仕事には出るもので、その辺りが仕事をできるできないの違いや伸びしろがあるかないかにつながってくるものだろうと思う。

経験者でも仕事をちゃんと教える人と、仕事を取られないように教えない人がいる。どちらのタイプの人が仕事ができる人かと言うと、他の人の面倒まで見られる前者なのだが、そういう人というのは本当に少ない。

たとえば、解決できない問題があってそれに私がかかわったときに何が問題だったのかを聞いても隠すタイプの人がほとんど。経験者としての能力が低いままなだけでなく、そういう問題の解決を共有もしない姿勢、そういう人が本当に多く、機械なんかのことも分からないまま仕事している人は多いのである。

ある大手商社のある国法人の社長をしていた人でも、部下に仕事は教えないといっていたが、理由が仕事を取られるからという自分のことしか考えられない社長なのに大手企業だと社長でも逆にサラリーマン状態、貿易の実務のことを聞いてもちんぷんかんぷんのようで、会社に養われていたのだろうなあと思えたり。繊維では大手企業の役員クラスというのは自分の損得勘定が先に立って、零細企業のサラリーマンの世界と似ているなあと思う。