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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
シャトル
2020年11月20日
今日は、徹夜モード、夜中、今織出ししたシャトル織機のシャトル数を他の台に使ってしまったので、1つシャトルを準備することに、少しサイズの大きなシャトルを織機の杼箱に合うようにサイズを調整する。これで16丁使えるシャトルが増える。

織機の調子さえ良い状態なら綿やシルク、合繊系なら、ほとんどシャトルは壊れることはないのだけども、麻は経糸が切れやすいのでシャトルが壊れる確率は他の繊維の何十倍だろう。シャトルが壊れるのがよいのか、織機が壊れるのがよいのかといえば、シャトルが壊れるほうがまだありがたい。シャトルは織機が壊れないよう、ある程度の力が掛かると壊れるくらいの硬さにできているのである。

木や鉄を組み合わせてシャトル織機は出来上がっているが、全部鉄で作ったら、使いにくい織機になるだろう。手で触る部分や部品はなるべく、鉄よりも木のほうが手には優しい。シャトル織機の鉄の部品は、削り出しではなく、鋳物である。だから、作ろうとすると型からつくらないといけないのと、また少量作るために鋳型をつくることはコストがかかりすぎて難しい。