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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
流しの洋裁人
2021年01月07日
年末に何年振りかに流しの洋裁人原田さん会うことができたが、ほんと行動派で全力だなあと思う。私自身があまり時間がなさ過ぎてゆっくりと話が出来なかったのが残念だが、ご結婚もされてあっという間に男の子も授かられて、その名前が大五郎というのもたくましく育ちそうだが、あまりにも子連れ狼の世界。

行動力と作品をつくって売る力というのは比例するんだろうなあと思う。普通だと食べていくことが難しいなあと思うようなことでも実践してやって食べていくみたいな、地力があるというあたりだろう。最初、卒業して働かれたときから全力を出し切ってやってられたんで、それが今も続いているだけなんだろうけども。

富士吉田から和歌山経由で滋賀県まで普通に回ってこられ、琵琶湖の反対の高島で生地を探してそのあとで、琵琶湖の反対側の林与にきて、倉庫で生地探し。相当疲れておられたと思うけども、大津に宿泊で明日は京都だといっておられた。林与で探しておられたのがシルク麻の生地なのであるけども、ほとんどなくなってしまって、次に作る予定が1月後半目標。

原田さんの行動力というのは大したものだけども、実際の原田さんの力は、そこじゃなくて、洋服を作れる部分で、何でも一人で最初から最後までつくって、そこに一番くらいに時間を割いておられる人だから、逆に動くことや企画くらいはへっちゃらなんだろうと思う。

ものづくりの道で成功するかしないかみたいなのは、結局は自分自身のやっていることを正しいと思えるのか思えないのかという判断なんだろうと思う。普通の人の2倍3倍動いていれば、失敗や余分な経験も含めていろんな経験が2倍3倍で、そんなのをずーっとやってれば、プロ中のプロも当たり前。でも、そういう人と話していると普通の職人にありがちな技術話は少なくて、インフルエンサー的な人生観をもっておられるのを感じる。話聞いていても、お笑いの芸能人より面白いと思うし、その話を聞くと迷っている時間があるなら動いて失敗したり苦労するのも大事だと開ける感じがするだろうと思う。全力でやってれば何とかなるって感じ。なかなか成り立たせるのが難しいことをやっておられながら成り立たせておられるのは立派だなあと尊敬する部分である。