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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2021年01月26日
DENの北山さんが生地を買いに来てくれて、話を聞いているとやはり長浜の商店街もコロナでそうとうお客さんは減ってしまっていて、普通だと経営が成り立たない話なのだが、東京のイベントでは、うまく受注ができているということで助かっているというお話。

富士吉田との取り組みの話もされていて、その中では富士吉田の機屋さんがこのコロナで大ピンチのようである。アパレル向けの仕事をしている機屋関係は今は非常に厳しい状況。林与もここ数年はアパレルの比率を30%以下くらいには減らしていたので、それが今の状況を乗り切るのには役立っている。

このコロナの状況で、アパレル関係の企画が少なくはなっているけども、企画があっても数量が付かないと、サンプル量産ともに仕事しても2回のダメージに終わってしまう。昔のように何十マークもやっているとしたら、仕事しても、サンプルと量産で何十回のマイナスのダメージということになる。それは、機屋だけに限らず、染色工場や加工工場さんに取ってもダメージという結果になってしまう。

先日の米原でも、キッチンクロスは多くの人に喜んでもらえた。多くの人が興味を持って欲しいと思ってもらえるものを自分で作れる力があるというのは幸せなことだと思う。そういう力があるから私自身仕事としてやっても当たり前に成り立つんだろうと思う。考え方が普通とは違うの塊みたいなところで成り立っている。そういう普通と違うことができるのが大事だと思っていて、また、そういうのに多くの方が興味を示していただけるんだろうと思う。

仕事で接する人でも業務的な人が多い中で、考え方が普通とは違うタイプの人がおられて、それは個人作家さんだったり、ブランドのデザイナーさんだったり、経営者の方だったりで自分で自分の世界を作っていける人。それは母親が子供の為に夜なべして何か作ったりするのと同じ感覚なんじゃないかと思う。実際、米原のイベントでも初日に60枚くらいのキッチンクロスで、次の日の分が亡くなったので、夜中に裁断と縫製してまた70枚作った。2日目もすべて無くなって、自分が企画したことがうまくできて喜んでもらえて良かった。初めてのリネンのキッチンクロスという人も多かったので、使ってもらえるのが楽しみである。