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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
産地とは
2021年08月27日
狂牛病のときに、大手の牛丼屋がたぶんメキシコだったかの専用牧場で育てた6か月の子牛を使っているというポスターをみて、さすが吉野家すごいなあと思ったけど、その後、吉野家が使ってたのが普通に流れているアメリカのショートプレートだという事実。大手のでっち上げというのは恐ろしいレベルだなあと思った。

ハンバーガーショップの大手も中国が鳥インフルで中国の国の指導で中国の肉屋の店頭からほとんど鶏肉が消えたタイミングで、日本では中国産の鶏肉で過去最大規模のチキンナゲットフェア。そのあと鶏肉はタイ産に全面移行したようだけども、大手のやることはブラックボックス的で利益重視で怖いなあと思った。

それぞれの業界の一番クラスが、消費者騙しの無責任なことを平気で利益重視にやってしまうというのは怖い話で、そうでないと安くは売れないし安心を謳えないようなところがあるんだろうと。

今、ファーストフードレストランにいても、自分で寿司も作れるようにはならないし、牛丼も、ハンバーガーも一から作れるようにはならない。現場で働いている人も何も分からないままというのが普通。

百貨店の有名な?生地屋さんで、全部国産生地と謳っている生地が輸入生地を加工したものだったりも売り場の方も知らずにとかも、大手の元気そうなところほどそういうことで安く生地が提供できているような裏があったり。産地みたいなものは産地志向や安心のために謳われながらもそれが事実でないことが多いものである。大手の商品というのはそういうところがある。

2000年過ぎの大手SPAの最初の安価なリネンの謳いはオーストリアの紡績工場でつくられた糸ということだったけど??? 麻業界でも不思議な気分でいる人は多いだろう。謳いがブラックボックスそのものなのである。オーストリアのフラックス業者は出会ったことがあるけども紡績工場は聞いたことがない。

リネンにも詳しいリネン関連の仕事をされているオーストリアに長年住んでいた人にも尋ねたけども、オーストリアで紡績されたリネン糸の話は聞いたことがないらしく、誰か知っておられる方、また情報持っておられる方があったら教えてください。