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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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仕事
2021年10月13日
今日、ある工場の社長さんとお話していると仕事がほとんどなくというような状況であるそう。今の生産シーズンに入っているのに仕事がないというのは現場や人員を抱える工場としては本当に厳しい話。コロナの影響もあって高級な百貨店ブランドものを扱っている工場ほどその傾向があったりもする。また、伝統的な産業もイベントなどがなくなって着物需要が極端に落ちてしまっているのでその影響は免れない。

需要が落ちている一方で、ラミーを使った良い時代の昔ながらのものづくりは非常に高くついてしまうので、作る側としても使う材料からして織る前に同じ番手だとリネンの2倍以上だったりして生地としては値段も付けにくい。需要が減る一方で値段が高くなるというパラドックスだが、これは産業の存続としては非常に危険な状態ではある。需要が小さくなったものだけで食べていこうとすると、現場や人を支えることがどうしても難しくなる。

一方で、自転車の前タイヤの空気がないということで空気入れを探して使ったが、その空気入れが古すぎるからかうまく働かず、空気入れを買うことに。空気入れが100円で100円ショップで売っている。どうすればこれを100円で作って売ることができるのだろうか。林与にはそんな力はない。