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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
次の世代
2021年12月01日
昨日のビジネスマッチングのイベントの一番最後のお客さんが滋賀県の県の工業技術センターの繊維関係の後任の方でご挨拶に来てくださった。何十年も担当されてこられた方の次の世代の方。私が繊維の仕事に入った時でも、1970年代ころと比べると小さくなってしまっていた感のある日本の繊維業界がさらに25年ほどたった今から日本の繊維業界のサポート役を担われるのは大変なことだろうと思う。

自分で織物が織れますかみたいなご質問させていただいて、まだ織れませんみたいな状況だと、いろいろと依頼案件を受けるときにも専門分野外みたいなことも多く、総合的な解決方法に結び付かないとかあったりするだろうから、早いうちに織物はつくれるようになったほうがこれから先のことを考えると良いだろうなあと思ったりする。そこで、林与に1週間来たらたぶん織物を自分で作れるようになりますよみたいなこれからの方に期待してご提案をさせていただいた。そういうのをチャンスだと思って飛び込める人というのは経験がどんどんと増えてゆくだろう。立場は逆なんだろうけども次の世代の方を応援したいなあとは常々思っている。

林与に来て織物の経験をしていただくときに、呑み込みの早いひとと呑み込みの遅い人がいるけども、そういうのはそれまでの人生観が大きく影響をしていてい、これは自分の人生じゃないみたいな思いがあるとなかなか作業一つが難しいだろうなあと思う。そういうの割り切って1日でも作業するからにはそれが私の仕事みたいな感覚でやれる人がやはり何をやっても修得も速く、結局、すべてがうまく行くことにつながる。