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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
値上げムード
2021年12月05日
昨日パン屋さんの店頭で、100円均一税別だったのが税込み118円になって、今は128円になった。値段とボリューム的には128円でも安いくらいで、2個食べれば満足感があるので決して高いわけではないけども。人気のパン屋さんでも、10円値上げしてゆかないと成り立たない情勢はモノづくりしている側からすると成り立つか成り立たないかの厳しい状況が続いているのだろうと思う。儲けようとかそういうのではなくて続けて行ければよいと思う程度で一生懸命の値段だろうと思う。

京都の加工工場さんが、1m10円の加工代の値上げがどこも受け入れるのが難しいといっておられ廃業を決意された話を2年前に廃業された加工工場の方が言っておられた。そして加工業をやめて抗菌関係のグッズを展開される形に織物加工業よりもそちらのほうが商売としては簡単だったようで、新事業なのに一気に拡げられる形。

コロナで苦戦の飲食業界も同じく、コロナ対策で、経営時間が短くなったりまた、座席数を減らす形なのでどうしてもコスト高になりがちで、コロナ以前とでは1割とか2割弱値上がりしただろうか。ラーメン1杯は500円くらいからが長年のイメージだったが1000円くらいが普通になって来た。リネンの太い番手も5年前の2倍くらいの値段で、アパレル不況、繊維不況の中でコスト高は厳しい現実である。

今日は朝に農業用水の泥上げ作業。作業内容はそれほどは負荷もない程度。できる人が作業して高齢の無理をできない方でも見に来てみんなが参加するあたりに意味があったりする。できない人は無理してもらわなくてもよく、できる人が自分の判断で動いて進めてゆく。普段農業で作業しておられる方の作業と判断というのは参考になる。農業というのは自分の田んぼだけでなく、水利など含めるとどうしても共同意識がないと成り立たず、誰かが他のことも考えてボランティア的に動いておられる側面があって集落内での農業全体が成り立っている。