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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
シャトル壊れる
2022年03月25日
昨日太い糸を織っている織機で、シャトルの管の糸が崩れてシャトルが反対側までうまく抜けきらずちょうど、織機の杼台のすぐ下あたりに落ちた状態で、挟まって木製のシャトルが壊れた。これは1か月ぶりくらいだろうか、やっぱり、1か月に1個くらいはシャトルが壊れる。今、左右合わせると新しいの100丁くらいは持っているだろうけど、よく使う左側だけだと60丁くらい。今回壊れたシャトルは右、あまり使わない右側のシャトルでまだ良かった。

シャトルも細い糸を織っている時にはあまり壊れないけども、太い糸を織っているときというのはどうしても壊れやすい。先月はかなり4色杼替えものをたくさん織ったことも影響していて2個壊れた。色が変わるタイミングで杼箱の上下運動とシャトルの左右の動きが、シャトルが杼箱のなかに長く滞在してシャトルの位置が移動してしまうと、ステッキがシャトルのおしりをたたくときに隙間があったりすると、初速が付かずに、反対方向まで飛ばなかったりする。

逆に色が頻繁に変わる柄のほうが、どのシャトルも常に杼箱のなかの一定の位置にあって安定してステッキに叩かれるので問題は起こりにくい。それを解決するために一休さんして解決したのが先月。この仕事って本当に問題が起こることが多いので、問題が起こらないように対策したりいろんな準備をするから、外の人と物事に関して話をしても外の世界というのはそれほど複雑ではないように思えたりもする。

知らない分からないできないで終わることが多く、ありきたりの答えで終わる、そういうことが多い。耳までリネンの耳の切れて織れない問題に関しても、問題なく織れる解決方法の一つではないかというのにたどり着いてようやくか。調子よく織れているのに途中から耳が切れ始めたりする、その原因にようやくたどり着けたような気がする。10年早く気が付いていればよかったのにとは思う。これで自分の将来の時間をかなり節約が出来そうである。