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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
手織り機がたくさん
2022年05月17日
今日は金融機関の方が午後から来られるので、お昼前に軽トラに積み直してあった手織り機を会社の寮に運び込む。手織り機の左右のパーツだけがばらすことができない大きなパーツで、それだけがなかなか一人では運び入れにくかったが、時間もなく足早に運び込む。あと、去年の10月に北海道に取りに行った手機も最終的には寮に設置することに決めた。

ハイエースに積んであるグリモクラは丹波篠山に持っていく予定なのだけどもビームが外れないタイプなので整経をどうするかの案件。あと、ファブリカ村に設置を考えている2台のさおり式の手織り機や、大阪の方に貸し出す小型の手織り機、津軽の方に使ってもらおうと用意している卓上織機、イベント実演用の東京手織織機のスーパーミニとか、私一人ではどうにもならないほどなのだけども、京都の方も手織り織を用意してほしい話など、本業とは別の部分で手織りに興味のある方が周りには多く、繊維業界というのはそうでなくっちゃと思うところもあったりする。仕事だから織るとかじゃなくって興味あるからとかやりたいから織るみたいな本能的なものがある人というのは仕事全般にも向いている。私自身が手織り機を持ってそれを出来き周囲にも織物文化を広げてもらえそうな立場の方々にそれをお貸ししたりするようなことをするのも私も向いているということじゃないのだろうか。

この2年くらいで10台以上の手織り織機を集めた、イベントくらいでしか時間がなく織ってはいないのだけども、手織り機というのは楽しいものだと思う。私の場合はいろんなものを織りたいので、たくさん織機があっていろんな縦を建てて織れたほうが良いと思うので、手織り機の数もたくさんのほうが良い。今回手に入れた手織り機は120cmタイプということだけども多分もっと広くても大丈夫そうなので、ソウコウ枠なんかもシャトル織機のを流用して、広幅絣織物のプロジェクトに使えるだろうと考えている。

私が小学校の時に、小学校の放送室に林与の手織り織機が置かれて、女の子たちが手織りクラブをやっていたんだけども、ちょっとあれば高度すぎるんじゃないのかと子供ながらに思っていた。洋織機ならそれほどいかつくないので、子供でも扱いやすいし、もっと気軽にいろんな織物を織れるようなのが楽しいんじゃないのかと思ったりする。昔の高機も倉庫には30台分くらいはばらして眠っているだろうと思う。

もこモジオリーナというトミーの1500円で手に入るおもちゃの織機もあなどるなかれ、カードを使えば、ジャガードのようなアルファベット文字が織れるのである。あれは手織り織機よりも難度が高く、本職の人たちでも躊躇するくらいの高度なおもちゃ。だが不思議なのは子供たちだと理解できる子も多いということ。