2022年06月24日
今日は、蒸し暑かった。これぞ夏という夏らしい蒸し暑さ、6月後半で彦根で30度を超える日が続くというのはめずらしい、6月というのは例年肌寒い日が多いというイメージがあったけども、今年の夏は肌寒さがないから、記録的な暑い夏になりそう。これだけ暑いと昔なら入道雲でにわか雨のパターンなのだろうけども、昔と違って雨が降らない。
火を焚くと煙が舞い上がってそれがコアになって雨が降るんだけども、今は火を焚くことも許されずで雨ごいの儀式もできない。火を使わないもう別の雨を降らす方法があったりもして、気温が下がり始める夕方前から夕方とかにそれをやると大体雨が降って来る。雨が降ると気温が5度くらいは一気に下がるから何千世帯もの電気節約には役立つ。川というのは石がゴロゴロしていて熱せられて熱くなるそこに水が流れて水蒸気が舞い上がり気化熱を奪うようなこともない。川辺の涼しさというものがなくなり、今は水の流れの少ない川の周囲は逆に暑かったりもする。
私が子供だったころは夏の節電対策は必須みたいなものがあって28度までといってたが、最近は政府もマスコミも熱中症予防にエアコンをフルに使いましょうという流れだったのに、今年は節電しろというようなことで、昨年と違って、原油高騰で今年は電力会社が儲からない話で需要に合わせた発電をしたくない事情があるんだろう。原子力では発電の調整が難しいところがあって、需給に応じた発電は火力発電に依存してしまうところがある。今は太陽光発電の比率が大きくなっているけども、日照の少なくなる夕方以降夜中までエアコンで相当の電力を必要とするような状況。エアコンの問題は、消費電力が扇風機の何十倍も大きいのでそれ自体がコンクリートジャングルの都市部では温暖化に貢献してしまう要素になる。中は涼しくても外はその分暑くなっている。
今はもう子供のころからエアコンになれているので汗をかくということすらが不快そのものになってしまっているので、汗が出る前に対策だから、麻の服を着て涼しくとかがなかなか難しくなってきている。結局、汗をかいて体温調整するのではなく、エアコンで室温を保ち体温も一定に保つというスタイル。しかたのないことだけども熱中症なんかも慣れていないのだから仕方ないし慣れろと言うのもまったく無理な話だったりもする。高度な織物なんかでも寒い地域でほど発達したけども温かい過ごしやすい地域では発達しなかった。
日本の着物文化も、結婚式や成人服の晴れ着などを親が子供が成人するまで何百万円も貯めてみたいな強弱が、今はなくなってそういうのもある意味、不思議な価値観で、今の時代のようにそういう風習にとらわれないのもよいんだろうとは思う。そういうのにとらわれてしまっていると大事なものを見失うことも多いから。昔の人の貧富に対するメンツみたいな修学旅行に着てゆく服がないから修学旅行にいけないみたいな悲しさとか。