2022年11月07日
この数年肩が凝って頭がすっきりしないことがおおく、眠気が激しかったけども、11月に入って自分で荒治療をやってみたら、頭すっきりで眠気がなくなった。この数日も3日ほとんど寝ずに動き回ったけども眠気もせずに、また足も重くならずに、納期のあった仕事をクリア。なぜか、学生時代のような若いころの時間の過ぎるのが長いなあと思えるような状態に戻った。すごく有難い。
この状態が続けば、いろんなことができそうで、本業以外の、繊維文化を日本に残していくためのプロジェクトというのも動けそうで、手織り織機をいろんなポイントに置いて体験してもらって織物って楽しいんだなあとか、どういう風に織物がつくられるのかとか、ゲーム感覚で若い人たちなら経験をしてもらえると思う。そういうのがないと大人になって仕事として織物を作ったとしてもそれは仕事だったりして、織物が人々を幸せにすることもあるというところにまでたどり着くことは難しいだろうと思う。
別にそれは織物じゃなくてもよいのだけども、自分が時間や手間をつかってつくったものを誰かが評価して喜んでもらえるというあたりが通じないと、お金だけがやりがいになってしまうとそれはあまりにも普通過ぎて他とは違うところのレベルまでには行きつかないだろうなあと思う。自分がお金を使ってでも喜んでもらえるものを作ってその対価を得るみたいな感覚が、本当の仕事としての仕事で時間使って働いたから仕事みたいのだと売り場に並んでいるものを超えることも難しく、ものづくりの仕事では通用しないことが多い。
ものづくりの仕事というのはサラリーマン感覚から脱しないといけないのだけども、なかなかそういうのが難しいなあと思う。何時から何時まで仕事ですかみたいな感覚だと、それにしばられて仕事していては大したものはできないのは当たり前なのだけど、その初歩的なところも通じなく、超えた世界というのが才能で叶うなら良いけども、仕事というのはやっているものだけが分かる超えられない世界があって、自分で時間もお金もいろいろと負担していろんな経験を積んだものがやっぱり本物で強いとは思う。
たぶん、この頭すっきりは、できることをいっぱい増やすと思える。あまり重荷を背負わないようにわりきりながら、いろんなことを実現に向けて力があってものづくりに思い入れのある人たちと取り組んでゆけたらよいのではないのかと思ったりが今の方向性。