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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
難しいわな
2023年02月24日
今、タイイングマシーンで糸を繋いでいるけども、その糸が切れ易くてどうしようもなく、1日がかりで繋ぎ始めたけどもあまりに問題が多いので後でコマを入れたり、右から左に糸を渡したりとかいろいろと細工が必要となりそうで断念。諦めて、手で繋ぐことに変更。手で繋ぐ作業というのも、悪いことではないのはこういうときのためで、手で繋ぐとより正確に糸を繋ぐことができるので、よい。

しかしながら手で繋ぐときには、そのスピードは大事で、1時間に100本、200本では仕事にはならない。1時間に300本くらいは結べないと。大体、10秒で1本繋いで、1分で6本で、1時間で360本くらい。そのあたりが、目標のところ。1時間200本でも他の織機を動かしながらとかならよいのだけども、そういうのが出来る人と出来ない人の差はあったりして、出来る人でないと他の作業にしても並行にいろんな作業をこなして行くことが難しい。

繋ぐスピードだけでなく正確さも大事で、そういうのは、慣れたらうまくなるとかじゃなく、最初の1週間くらいで慣れて普通にできるようにならないと、1回1回がいつまでも苦痛で遅かったりすると難しい。平均のスピードよりも遅い人がいくら頑張っているといっても通用しないのがプロの世界で、そういう厳しさが当り前でないと成り立つことも難しい。何十年の経験者でも遅かったり正しくできなかったら素人と同じでしかないし、そういうのがモノづくりの世界の厳しさ。

たとえば苦労して1日働いても結果が駄目だったらそれは1日仕事が遅れただけで何も仕事しなかったのと同じというのが外の評価。そういう感覚がないと仕事自体が難しいのがものづくりの世界。よくそこで文句言う働く人がいるけどもそういう人は仕事に向かず、結果が、その人ができた仕事なんだし。私の場合だと納期に合わせて遅れを取り戻すとか、他の人の問題でも解決するために夜働くとかあるから成り立っているところがある。