2023年04月19日
繊維業界には伝統産業系の流れを組む古い体質が残ってはいるものの、女性の進出というものは目覚ましく、またエシカルなことなども女性は特に敏感に動かれる方が多いので、繊維業界というのは時代のトレンドに敏感というよりも、トレンドを作っていくような業界であったりする。
ファッションというのは、洋服でも使う言葉だし。文化的なことでも使う言葉だし。あるスタイルが流行ることをファッションと呼ぶのだろう。
林与取引先の担当の方も、7割以上が女性だったりする。10年前までは7割以上の担当が男性だっただろうと思う。海外に行くと女性の社長や窓口の人が多かったりするから、国際化の流れでもあったりするとは思う。
仕事においては仕事ができれば男性であろうが女性であろうが関係はなく、繊維業界も同じことで、ほとんどの業務をどちらが担当してもこなせる能力さえあれば問題ないだろう。でも、百貨店の売り場なんかは女性服コーナーの担当とかはやはり女性店員が適切であることも多かったりして、一部例外はあるだろう。
林与にしても50過ぎたおっさんそのものだし、若い人の活躍を期待はしていて、あまり私が外との関係でもう前に出るべきではなかろうと思うところがある。展示会もなるべく若い人が中心になって全部準備して私は留守番しているくらいが良いのではないかと思っていたり、いろんな企画も若い人が補助金などのことも理解してプレゼン資料つくりや報告などもすべてできるようになってくれればよいだろうと思ったり。
でも、仕事って結果がすごく重要で、構想や途中がよくてがんばったとしても結果が駄目ならマイナスというのが現実。そのマイナスが自覚できる人だけが残れて、プラスの結果を生み出して、プラスの結果を繋いで成り立たせて続いていけるという、もちろんうまく行かないこともあるけども逃げ出すのかとことんまでやってみるのか、とことんまでやってみる経験を積むと、自分で10のやり方をやってみてうまく行く一つの方法が見つかったりすると正しい方法が見えてくるのではないだろうか。単に仕事というだけなら、正しい方法を教えてもらって、なぜその方法が正しいかもわからないまま与えられた時間の間作業して時間が経てば仕事はこなせていると感じてしまうだろう。
また、仕事や作業を誰がするのかという問題が、付きまとう。自分が実際にやって、問題にぶつかれば問題を乗り越えてやっていくのが仕事で、それを他の人に期待しても仕方ないのである。企画をしたいひとが企画がうまくいかない理由の一つが、サンプルをつくったり、量産したり、在庫を抱えお金を寝かせたりの想定がなく、それを誰かに言えば自分の思い通り動いて解決してくれるというのを求めてしまっていたりするから、そういう実際に時間やお金の掛かる部分を自分が解決できるのかどうかが企画のあたりだろう。