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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
さすが
2023年05月06日
今日朝に織れない問題をお客さんに報告すると、すごいなあと思ったのが、私が織機の説明をしてなにが問題なのかを話するとその意味をよく理解してくださってることで、そういうのが分かるというのがすごいなあと思う。同じような機場でのトラブルの経験をいろいろとお持ちなんだろうと思う。

過去にも実績のある生地で、それが織れないという問題。普通だと1日15mくらいは織れるだろう織物が1mも織れないが続くのだけども、その状況を話して理解をしてもらえたのがありがたい。

染糸と生成りの糸に若干のテンション差がみられるが、それほど大きなものではないように思える。柄が端のほうが生成りなので緩みやすい傾向にはある。テンションを上げると余計に織幅が狭くなるので、端のほうは通し幅よりも織幅が狭いことで糸が緩みその緩んだ糸をシャトルが内側に持って行こうとするので、さらに織幅は狭くなる。

解決方法に関して、耳を補強する案、耳を補強すると吊りが生じるのでその現象が起こるのとそれを解決することも知っておられてそれだと、耳を補強するということも一つの方法として可能。再度、テンションの調整も掛けてみようとは思うが、解決するのだろうか。

こういう時におり進んではキズをつくるだけのことなので、確実に織れるようになってから織ったほうがよいというのも、一致した意見でありがたい。