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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
失敗はマイナス
2023年05月07日
弟が手伝っていてくれるけども、何時間も掛けて織ったものがキズが多くて結局没になると、それってすごいマイナスだということも分かってくれていて、自分の能力的なものをすごく感じててはくれてそのあたりが、外の世界でいろいろとものごとを経験している弟だなあと思う。

毎回毎回横糸切れなど苦戦していることを、私が簡単にやってしまうのをみて職人だというけど、普段からいかに早く無駄なく正しく処理するかみたいなのを心掛けていて、そのおかげで余力もできて他のより複雑なことをこなしていけているような感じ。

今までも、現場の人たちが解決できない問題をいきなり問題と直面して限られた時間の中で解決するのが私の仕事だったこともあり、常に問題の解決とぶつかっているような感じで、織れないときや問題にぶつかったときには賽の河原の石積みのような作業を繰り返しながら最善の方法を考える。

私のいうとおりに動いてくれる人だと問題にしてもあまり起こらないし、起こったとしても原因の推測が簡単だったりする。いろんなやり方があっても意味が分からなくても私のやり方をやってもらわないと困るのはそのあたりで、我流でやっちゃう人というのは多いけどもそれで結果がうまくいけばよいけども遅いままだったり正しくなかったりで、少し面倒でも真似してやってるうちにその意味も見えてくるかもしれないとは期待する。

どこの現場もなかなか難しいんだろうなあと思うのは、織れない正しく織機を織れるようにすることで、3つ4つの要素をうまくバランスとらないといけないのだけども、一つ二つのところに固執してしまうと、そこから先に行くことは難しい。仕事も同じだろうと思うところがあったりして、普通の考えで難しいで終わるのか、乗り越えてその先に行くのかの選択はあるだろうなあと思う。一つの基準は基準なのだけどもそれで割り切ってしまうとできることは本当に限られてきてしまう。