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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2023年06月21日
仕事の考え方というのが異なれば、扱うものも変わって来るし、扱うものに対する感覚も変わって来る。また、企画に対しても企画方法や企画の目的も変わって来る。また、物事に通じていないと仕事というものがお金だけのところに終わってしまって儲からないからやらないみたいな話ではなくて、価値のあることならやってみてやっただけの価値を自分で生み出して行くというのが大事だろうと思うのが林与の考え方。

価値のあることだと思ってやってみても、うまく行かないこともあるだろうけども、やってみたいと思うことがあるならやってみて失敗してみるのも大事な経験だったりもする。あるプロジェクトがあって、協力を求めていただいたのだけども、物事というのはそれが深いことなら、広げすぎては駄目で、覚悟している人たちだけが、覚悟決めて突き進んだ方が良いように思うことは多い。

物事は深く追求すればするほどついてくることは難しくなって、麻織物や麻の世界も深さのレベルで、関われる人の度合いが変わってきてしまう。昨日、富士吉田で活躍中の流しの洋裁人原田陽子さんからお電話いただいた。徐福の話をしたら、陽子さんも知ってられて、さすがやなあ。近代麻布研究家の方に徐福といってもまったく話が通じないのと比べると、すこし織物の歴史をしれば徐福のことは当たり前につきあたり、それが日本の弥生時代以降の歴史につながって来る。服飾の歴史の先生だった方も徐福の話をするとそれなりに知っておられた。なぜ、近代麻布研究家の方が徐福をご存じなかったのかが本当に不思議なところ。文献が大事だとか私に言われたけども、徐福というのは日本では知られていないかもしれないが実在した人物で中国のいくつもの文献に登場する人物。実在の天皇といわれる神武天皇である可能性も高く、林与はそうだろうと思っている。それが邪馬台国や卑弥呼の謎を解くカギにもつながる。