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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
布への思い
2010年08月22日
布をおつくりしておりまして、林与は本当に恵まれていると感じております。有名ブランドさまにご利用いただくだけでなく、日本の伝統行事でありかつ皇室行事の新嘗祭に御献上いただく際に御献上酒を包んでいただくのが「林与」の麻布であったり、みのもんたさんのテレビに出演される際のシャツやプロゴルファーの福島晃子さんにも林与の生地で作られた洋服をご着用いただくなど、いろいろなご縁にも恵まれまして、良いものを作ろうという励みになっています。

ネットでお客様からお問い合わせをいただく際にも、林与の麻織物へのこだわりは、普通ではないことはご理解いただけるのではないかと感じます。今日は、京都の三十三間堂のお隣にありますハイアットホテルでの個展を開かれるということで、日本のものづくりの美学にこだわられるプロダクトデザイナー小林良一氏からも、林与のリネンが日本に観光で訪れられる世界各国の一流の方の目に触れるようなお話をいただきありがたく思っております。

一方で、こういう機会をいただくからには、他とは同じにならず本質的な部分を守り抜きなさいというご支持をいただいているのだと自戒の念に駆られます。それが安易に価格で妥協しないようなものづくりの厳しさを守ることにつながるのではないかと思います。近江の湖東産地で作り続けること自体が何十年も前から難しくなってしまっておりますので、せっかく作るからには良いものをという思いが強いです。