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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2010年09月04日
今日は、アパレルさまから宿題をいただいている企画の糸の決定と柄出の割り振りを行いました。色の制約などがありまして、最初予定していた糸使いでは見本を自由につくることが難しくなりそうなので、糸から考え直しました。

今、ブランドさまのデザイナーさんというのは、私よりもお若い方が増えておられます。特に東京方面では、30歳くらいの方が担当くださっているケースがほとんどで、自分も麻織物の中では若手ながらも、デザインの世界というのは世代交代が進んでいるのだなあと実感いたします。

生地屋さんとお話していても、41歳の私よりも若い人ばかりです。非常に皆さんが丁寧に接してくださります。その一方で、仕入れなどは、昔ながらのお付き合いを残しておりますので、私より上の方がほとんどです。いつの間にやら、仕入先とお客様の両方から非常に丁寧に接していただけるような感じになってしまいました。

デザイナーさんとお話をするときに、こんなことが出来ますかといわれて瞬時に応えることができるためには、質問される相手の何倍もの経験をつんでおかないと難しいです。他で難しい問題の解決を求められているときもありますし、なにの題材をステップアップするために聞いてくださるケースもありますが、その場でそのお話を聞いて、それがどういう問題を孕むのか、自社の設備との兼ね合いで可能なのか不可能なのか、相手に聞かれて、1~2秒ほどの間に、応えさせていただくのがプロではないかと思うのです。どうしても、瞬時の判断がつきにくいときには、一度やってみて、どこまでできるか考えて見ましょう、という話になります。