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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
大阪
2010年10月28日
今日は、朝8時の電車に乗って大阪に向かいました。大阪のアパレルさんの展示会で、一度どんなものをコレクションとして提案されているのかを見させていただきたかったのでお客様が来られる前の朝一番にお邪魔した次第です。

大阪の本町には、たくさんの繊維関連の商社、問屋、生地屋さんなどがあります。生地屋さんなんかはこういうところにお店があるということは、毎日が展示会のようなものなのだと思います。なんて素敵な毎日でしょうか。

今日訪れたブランドさんでは、オーガニックリネンを中心に扱っていただいております。そのままお使いになられるのではなく、それを染められてお使いで風合いも林与の販売させていただいたときのものからだいぶ変わっていました。アパレルさんの企画力と商品開発力を感じます。

久しぶりに大阪だったので、お付き合いのある商社さんにご挨拶に伺おうかと思ったのですが、電話などが入って戻らないといけなくなり、午後2時には会社に戻りました。最近は、いろいろなお問い合わせがあり、来春のものをこれから取り組みたいと考えておられるブランドさんや商社さんなどからもお電話やメールが入りまして新しい取り組みを楽しみにしています。

会社に戻ってからも、新しい来期もののお話などお電話があり、リネンでの商品開発に向けたお話をいただくことが多くなりました。工場の中では、ストライプの柄を際立たせるために、特別の機つくりを行っており、機から作るとなると、何千本の糸を一本一本ドロッパー、ソウコウ、筬に通す作業となり、それがものづくりなのだと実感し、そこに価値が生まれるのだと思います。

心配するのは、ストライプの部分を平から綾組織などに変えたときに、目ズレなどの物性の甘さが出てくるのではないかということです。他にも組織を混ぜるとおのおののストライプの右端のエンドが汚くみえるなどの現象が起こったりしますので、パンチカードを作るときにもある程度それを抑えることを考えながらの作業となります。