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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2010年11月08日
今日は、1台の織機で、織機に生地が10Mほど巻き込まれてしまってるトラブルが発覚して、その問題を解消するために織機の巻取りローラーの部分をばらしました。巻き込まれて、布が逆流する現象は時々起こるので難しい問題ではなかったのですが、ネジなど今まではずされた形跡はないにも関わらず、ねじ山が潰れているような感じで、はずした後にはめるのが一苦労で、結局、ネジを中古の別のものに二つ交換しました。

この織機は新しく1976年の織機です。こういうみえないところがいい加減なのが、だんだんとシャトル織機も近代化してきた証拠です。今の車や電化製品などの塗装も、表面だけで裏まで、塗装できていないとかがほとんどです。

新しい織機や整経機ほど織物のことをしらない、機械メーカーの人が作ってあるので、不便なところが多いのです。基本的に真似を繰り返し、あらゆるメーカーが少しづつ改良を重ねた時代の昔のもののほうが織機としては汎用的であり、誰でも使え、部品も比較的に共通でトータルな面においては良いのです。

午後は、現在進行中の来期ものの糸量などを計算して、在庫糸などを調べて、加工工場に行き、仕上がりが硬くなった生地の問題を検討しました。加工工場さんというのは分業体制が進んで、それぞれの工程を担当された方が、最終的な生地の風合いを確認されることはほとんどありませんので、風合いを良くする為に各工程で工夫されるということがなかなか難しいようです。外注の織り工場なども糸を捜しに行きましたがありませんでした。夜には、数件の発送を終えました。