2010年11月10日
インターテキスタイル上海のファイナルレポートが届きました。全体の入場者数は4日間で5万7000人弱で、出展者のほうは、20カ国から2500の出展者ということで、今までの中では一番大きなインターテキスタイルになってきたようです。6月に同会場で行われました繊維関連の機械の総合展が前年20%ダウンとかの結果だったので、インターテキスタイルも今年はどうなんだろうと思っておりましたが、全体的にも大盛況に終わったようです。
VIPラウンジの無料チケットを日本のフランクメッセの主催の方からいただいてたので、3日目の開いた時間にコーヒーを飲みに立ち寄りました。この巨大なインターテキスタイル上海の全体をコーディネイトされているフランクメッセ香港のキャリーさんが、私が休憩していると後から休憩所に入ってこられたようで、休憩所を見渡して私を見つけてくださり顔を覚えてくださってて声を掛けに来てくださりました。
こんな世界規模の大きな展示会を主催されている主役中の主役の方が、この展示会に参加している2500社のなかでも企業の規模としては小さな出展者である「林与」を見つけて声を掛けに来てくださるというのは、彼女は本当に記憶力が良いだけでなく優しいすぎます。私が逆の立場で何千人も相手にしないといけないとなると、自分にそんなことできる能力があるだろうか・・・。お若いファッションモデルのような彼女がそれを当たり前にこなされているのをみると清清しさを感じます。
ファイナルレポートなどにも名前が出ておりました渡辺さんも、会期中を通じて、きめ細かに応援くださってました。準備の日に、私がハンガーバーの高さを高くする特殊な道具を探しているのを察知され、即座に日本ブースを作っておられる業者の方に要望を伝え、「林与」のブースのハンガーの高さをちょっと高く調整したいというのを叶えてくださったのも彼女なのです。後で分かったのですが、実はハンガーバーの高さを調節するのは、道具を借りるだけでは出来ず、業者の人でないとコツのいる難しい作業なのでした。
私自身、主催のみなさんお忙しいのはわかってますので無理は頼みたく、海外での展示会のことですので多少の調整など諦めないといけないことは諦める覚悟なのですが、それをできるできる、がんばれがんばれみたいに応援してくださるサポートの姿勢を感じます。主催側の個々の方は何倍もの責任と能力をお持ちであられながらも、出展するものを心地よく迎えてくださる影の主役に徹しておられるのが今回の成功の裏にはあるのだと思います。