2010年11月25日
今日も同じ小学校でのゲストティチャー2日目です。小学校5年生を教えているのですが、5クラスあって、2時間づつ違うクラスで生徒も先生も初対面です。子供たち、1時間30分ほどで授業が終わるのですが、一旦、休み時間に入り教室をでるときに、バイバイとさよならしますが、どのクラスも5分ほどしてまた10人くらいが戻ってきて話をしに来てくれる子が多いです。
子供たちにミシンを教えただけでなく、私の会社の社員たちも子供たちとのふれあいを楽しませていただきました。素直で元気な子供たちだなあと実感です。授業中も、子供たち同士も仲がよく、誰かが困っていると同じ班のほかの子が、男の子なら「おまえ、なんでできひんねん」といいながら助けてあげるというのが印象的でした。
子供同士が、ゲームをする感覚に似ていて、分からないところを教えあうようにミシンに慣れ親しんでもらう、これはミシンの操作ではなく人間関係なのです。仕上がったミシンの縫い目というのは、初めて縫ったので、真っ直ぐであったり、曲がっていたり、ミシンが布を自動的に送ってくれるということを理解できていないと手で送ってしまうのでゆがんでしまいます。
今日は、練習布を忘れた男の子がいて、すごく明るい子で、先生に雑巾を見つけてもらって、雑巾で練習をしていました。忘れたから今日は駄目ではなく、その雑巾を楽しそうに縫っているのをみて、本物を感じます。練習布というものは学習用のキットで、半分、作られた世界なのです。分厚い雑巾で練習した子のほうが当たり前に苦労していました。
片隅で、壊れているミシンを直しました。中の部品が壊れているようなケースが多くて、部品数も少なく修理は非常に簡単なのです。たくさんミシンのある状態でないと、一人一人の待ち時間が増えます。家庭にミシンがない家も増えているかと思います。ミシンに使う糸は、家からそれぞれが持ってきたようですが、手縫用の糸があるなど、ミシン用の糸ではない子も多かったです。糸によって難しさが違います。
会社に戻ってから、イタリアの生地メーカー向けのスワッチ発送の手配を行いました。スワッチ生地点数が50点近くになります。今回はDHLで送る予定です。本格的に通関の書類を作るとなると案外悩むことも多いのです。そのほとんどがリネンであっても、一部、綿麻、シルク麻などの素材が含まれていると、その作業というのがむちゃくちゃ煩雑になります。