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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
リネン織りあがりました。
2010年12月01日
ながらく、お待たせしましたが、リネン生機、オーガニックリネンのオフ白と生成、キッチンタオル、もろもろが織りあがりました。明日、加工に投入です。予約注文いただきました来週の火曜日くらいには加工上がりの予定です。ストール生地のほうは加工のほうほんと手間が掛かる様で、加工上がりを待って久しい状態で遅れておりましてすみません。

本当のリネンというのは、何ヶ月も掛けて作ることが多くこんな感じです。実は、200mほど織る予定のオーガニックリネンにしても、12月頭頃の仕上がりがお約束だったので、織半分途中での加工投入となりました。シルクも今では安くなりましたが、シルク以上にリネンの価値が高かったころから何十年も続く昔ながらのものづくりなので、どうしても時間が掛かります。

普通の織物の何倍もの時間を掛けて昔ながらのシャトル織機で織り上げることに関しては、プレーンでノーマルなものに対しても人の技がそこには詰まっているのではないかなあと感じます。そういう世界をどこまで守れるかが日本の織物としては世界的に評価をいただける部分ではないかと思います。

今日は、ニューヨークのブランドからメールによるリネンの着分のお問い合わせがありました。イタリアのゼニアさんの方も、展示会のときには生地を眺めるだけではなく、林与の歴史とかそんな部分も大事に思ってくださったように感じました。

午前中は、お客様で、今日のお昼過ぎには加工工場のほうに出向きました。欧米向に加工風合いを考えようと思って、さまざまな加工を見せていただき、私が求めるリネンの風合いをじっくりと検討させていただきました。今日は、いろいろな得意先からの電話をいただき12月に入ったのを感じます。夜は自治会の会議がありました。