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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
プレミアムテキスタイルジャパン初日
2011年05月11日
今日は、昨日から準備して朝に東京に到着しました。朝早くに渋谷で待ち合わせしましてメインの2ボディに着せる作品を受け取りました。林与自身がリネンの中でもこれならほかと違うという思い入れのある素材を数点使っていただいたものですので、この5年ほどリネンのランジェリーの世界を取り戻せるようなリネンインナー素材の開発を考えていていつかは形にしたいとおもっていましたものがついに形となりました。

今回は、村田祐樹氏にデザインいただきました。かなりプレッシャーをおかけしたのではと思いつつも、この新分野、新素材のインナーをデザインいただいたこれからの世代の方がおられることもうれしい限りです。最後しっかりと仕上げてこられてこれはと思う出来で、プロトタイプの時から5日間で、相当の改善が積まれ着用時もきれいなフォルムになりました。今のリネンではなかなか出せない上品さをデザインの面でも引き出していただいたと思います。布帛でのリネンインナーの開発は形をきれいにしすぎると着るのが難しくなってしまうのですがその部分もクリアできています。最初に私の会社で昔企画したたたき台を参考にお見せして、シンプルで上品なものを作ってもらいたいと考えていただき、比較すると、よい感じだと思っていたもとのたたき台が子供っぽく見えたのでよいのです。

今年は、ジャパンクリエーションSSというタイトルではなくなり、東京ビッグサイトから会場が狭くなったのでお客様の反応はどうなのか心配していたのですが、すこし雨が降っていたにもかかわらず、昼前くらいからあふれんばかりの感じです。これは、場所が東京ビッグサイトからアパレルさんからアクセスしやすい南青山に変わったことも大きく影響していると思います。また、会場内の雰囲気もそれぞれのブースが構えていない感じで入りやすくなったのではないでしょうか。終日たくさんの方がブースにはお越しくださいました。

JETROの国を挙げての支援もいただいて、中国アパレルのバイヤーさんとのマッチングにも参加させていただきました。6社のうち若いゾーンのブランドさんとユニフォーム関連を除いた4社さんは、リネンや麻というアイテムを手がけておられるので話も弾みました。各社の代表の方、デザイナーさん含めお会いさせていただいて、みなさん余裕がある感じで、繊維が花形産業だった30年昔の日本のアパレル業界を彷彿させます。

日本にすでに進出されているブランドさんも含まれていますので日本語も上手な方が多く、意思疎通の面ではなんら壁はありませんし、各社の代表の皆さんが、中国に来たときには時間をとるのでぜひ会社に来てくださいとおっしゃってくださり器量の大きさを感じます。商売というのは人間関係を作るところからだなあと感じます。初対面でしたが、どちらの中国アパレルの皆様ともリラックスしたムードのなか冗談も交えて話をさせていただき、いつかお取引の機会が生まれるのではないかと感じます。