for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。
ホームリネン日記健康と着るもの
リネン日記
健康と着るもの
2011年06月05日
今日は日曜日、午後からは来客が2件あったりして出荷準備などしておりました。先日、菱沼氏からいただきましたオーガニックブランドのコンセプトブックの中では、人の健康というものに関しての考察が詰まっていてます。私自身も、衣服がどこまで健康に影響を与えるものであるのかを時々考えることがあります。というのも、アレルギーの体質でお困りで生地を求めて林与にたどり着いてくださる方も多いのです。

そういうときには、私自身が勉強不足で躊躇してしまうことも多いのですが、科学的な分析や解釈よりも、アパレルの時代になってからも、すでに何十年も販売実績を持ち、また、高価なアパレル向けなので何年もご愛用いただき続けてきたシリーズというのは普通のもの以上に実績の面で安心ではないかと思っています。

アレルギーの問題に関していえば、私自身も、運動誘発性の小麦アナキフィラシーという1万人に1人くらいの体質で、外国産小麦の使用が疑われるハンバーガーやアンパン、クリームパンには注意しています。アナキフィラシー症状は、非常に極端で、服が肌に接する部分に水ふくれが瞬時に出来上がるというようなもので、収まると数時間で水ふくれも消えるのですが、食べ物だけでなく、服とアレルギーとの間にも関係は存在すると思っています。パンはパンでも、コンビニなどのサンドイッチは毎日食べていても大丈夫ですので、同じパンであっても製造元の製品に使う原料や薬剤、工程などなどが要因しているものと感じています。

私の場合は起こるとしても2年に1回程度で、普段は普通の人以上にアレルギーを気にしない生活ですが、アレルギーで悩まれている方というのは、毎日の生活での素材の選択に悩まれているのを察します。アレルギーで着るものに困っておられるという方のお話も今まで何件かお聞きしましても、リネンや麻のものしか切ることができないという方もおられ、アレルギー体質の方にとっては洋服の素材とアレルギーとの間にも大きな相関関係が存在すると信じます。