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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
夏日
2011年06月26日
今日は日曜日会社は休みでしたが、東京からのお客様が起こしになられました。今日は夏らしい一日だったので朝から事務所の建物は熱気で満ちています。林与のリネン生地でオリジナルシャツの企画の試みを考えておられます。

お客様だったので普段使わないエアコンを少し使いました。エアコンを使わないなら窓を開けて涼しくするのに、エアコンを使うためには窓を閉める、これは子供のころからの不思議で、答えは分かっていても不思議は不思議なのです。

午後から、長浜のDENさんにお客様をお送りしました。DENさんは、夏の間だけの木、金、土の晩に、木ノ本町の北山クロージングの縫製工場でビヤガーデンをされているのですが、もう20年になるそうです。一度、2年前の夏に、お招きいただいたときにはロッジ風の縫製工場のデッキでゆっくりさせていただきました。

今日は、本当に夏らしい暑い一日でした、会社に戻ってからは、溜まっている書類関係を進めました。昔のように、28度までに抑えることで十分15%ほどの節電になるとは思うのです。実際に、林与の工場でも冷房設備を動かすだけで機械を動かすのと同等の電力の消費で自然をコントロールすためには莫大なエネルギーが必要なのです。

逆に言えば、人が感じる暑さすらも自然の偉大なエネルギーでそれを否定してはならないのです。夏は暑くて当たり前、冬は寒くて当たり前、それとどう付き合うかなのです。近江湖東の産地は、日本でも一番くらいに麻織物に適した気候風土として言われています。私自身はそのことには懐疑的な部分もありますが、実際に、麻織物に携わってきた人の物事の独特な考え方までも自然に由来していると含めるとそれもそうなのかなあと思います。