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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
近江のあたらしい伝統産業展
2011年07月08日
8月6日、7日に米原市の滋賀県立文化産業交流会館で行われます長栄座の周辺イベントとしまして、「近江のあたらしい伝統産業展」ということでロビーのスペースをいただいて展示するような企画が計画されています。今日はその締切日で申し込みをさせていただきまして、あと1ヶ月のことでどのように自分のスペースを使おうか考えています。

メインは長栄座の古典芸能になるとおもいますので、そういうイベントの合間にロビーを行き来される方で興味を持ってくださりそうな方に、滋賀県に麻織物の世界があるのですよ、ということをPRできればそれでよいのかと思います。

大手の自動車メーカーさんなんかも林与のリネンの厚い素材には興味を示してくださり、大手さんに渡ると、コピーされてしまう確立は高くなってしまうのですが、コピー物とは違ってオリジナルはオリジナルの価値があるのではないかと思っています。

ストールなんかもそうです。リネンの細番手のやわらかいストールが人気になっています。リネン100%の細番手の柔らかいストールを本格的に作り始めたのは林与なのです。それまでは、リネンや麻のストールは硬いのが普通でした。リネンのストールは柔らかいというイメージを作り出したのも、林与がリネンの蝶細番手のストールをジャパンクリエーションで発表したのが切欠です。

インターテキスタイルなどでも世界にリネンの細番手の柔らかいストールをPRし、今では、リネンストールも世界中柔らかくなってきました。日本の小さな機屋の情報発信が世界のトレンドを変えることもあるのです。ブランドの世界もそうですが、オリジナルはオリジナル、そこにコピー物とは違う価値があるのではないかと思います。

リネンの細番手織物の魅力をビンテージアイリッシュリネン140番手を使い世界にPRしたのも世界中がリネンの細番手の世界に動き始めている大きな切欠になったのではないかと思います。海外の展示会などでも、リネンストールなどを展示していると、欧米のバイヤーさんがどうしても自分用に売ってほしいといっていただけるようなものを作り上げることができたことが一つの満足です。