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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2011年07月15日
今日は、午前中加工工場に生地の投入をして午後からは彦根市役所で会合がありました。市役所も冷房を抑えられており生暖かい部屋での会合で、それが特別悪いのかというとそうでもない気もいたします。夏に涼しいのが当たり前みたいなほうが、普通ではないので、暑さを感じるような環境こそエコの第一歩だと思うのです。

また、体にも良いはずです。エアコンで慣れてしまうと、完全に空調の聞いた工場内や病院施設の中のようで、外に出たときに浦島太郎現象に襲われるのです。その中では快適に過ごせても、一般的な環境の中では耐性が落ちすぎていて少しも我慢できない体質になってしまいます。

エアコンに慣れてしまうと、窓を閉めて自然の空気の流れというのを閉ざしてしまっているので、少し自然が涼しさの恩恵をくれたくらいでは満足ができない体になってしまうのです。これって、肉体面だけでなく精神面も弱くなるのではないかと思うのです。どこの国でも国の成長が止まり新興国に抜かれていくのは精神面が大きいと思います。

会社に戻って夕方前に出荷を済ませて、夜には彦根の縫製工場での勉強会に参加しました。そこの会社でも、節電を行われており今は冷房を使わないようにされているそうです。日本が高度成長していたときの精神のようなものが戻ってくるのではないかと思います。また、アパレルにおいても天然繊維と合成繊維の差なんかが狭まってきた昨今ですが、この夏は、その差なんかも実感できる夏になるのではないでしょうか。自然の環境に近い流れの中で、麻と綿の差なんかも味わっていただけそうです。