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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
リニア鉄道館、水族館
2011年07月23日
s今日は、朝から隣組の旅行で、名古屋港周辺のリニア鉄道館、水族館に20人ほどの団体でバスに乗って行き、夜には懇親会がありました。リニア鉄道館は、鉄道マニアの方にとっては非常に楽しい場所ではないかと思いました。たぶんJR東海の方が作られたのだと思うのですが、少しマニアックで、子供たちにとっては少し難しいかなあと思いました。

水族館では、イルカのショーが人々の人気を集めていました。自由に泳いでいるだけの9匹のうちの4匹のイルカたちが、トレーナーの指示があると人が変わったかのように、特別のパフォーマンスを人間の指示通りにするのがすごく不思議でした。イルカには犬と同様に学習能力があるというのは本当のようです。犬がお手やお替りをする以上のパフォーマンスができるだけでなく、オリンピックのシンクロナイズドスイミング以上のことをイルカたちができるのです。

ショーを仕込まれるイルカたちというのも人間の作り出した世界そのものなんだろうと思います。また一方で、イルカに芸を仕込んでいるトレーナーたちもイルカと同じように、芸を仕込まれている対象なのかもしれません。ショーの途中では、イルカは御褒美に魚をもらうので、これって人間社会の縮図なのかなあと思ったりもします。魚目当てにいろいろなパフォーマンスをするイルカたちなのですが、これと同じ手法が今の時代にはさまざまなところで人間に対して使われています。

働く人も使う人もそれに満足してしまうと、人間も動物も同じなのかという問題に突き当たります。お金がもらえるなら動く、お金がもらえないなら動かないという他人に依存した形ですと機械にどんどんと代用されてしまい、働くということでは人間の存在が不要になっていくかと思います。街にあふれる自動販売機ほど優秀な販売能力のある人間がどこにいるのかというと…。自動販売機こそが販売に関しての機械化の一般的な究極な形ではあると思います。

いずれにせよ、来場している多くの子供たちには大きな感動を与えるショーであったと思います。人間以外の動物が人間の子供以上に人の言うことをしっかりと聞いて実行できるのを見ると、子供たちも人間が特別ではないことに気がつくに違いありません。