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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
コツコツ
2011年11月01日
スワッチの送付が3分の2くらい完了しました。展示会の場というのは商談の場ではなく、単なる現実PRの場に過ぎないかと思います。といいますのも、今の時代というのはこられたお客様が個人の方でもなければ購入を即断決断できることはほとんどないのです。展示会のブースは屋台の出店のように見えますがものを見せる場所であっても売る場所ではないのです。

展示会などでも大事なのは価値観を共有できるような方とのお出会いです。スワッチを送る際にもお名刺を眺めながら会場で話したときのことを思い出すのです。スワッチを送り始めると、積極的なブランドさまやアパレルさまというのは前向きに動いてくださいますので、そういう自然な流れの生まれるところと自然なスタイルで仕事をしていくのが一番よいのではないかと思います。

今、考えているのがプルミエールビジョンへの出展で、個性の強いものづくりというのをPPしていくためには目指すべきではないのかと思っています。麻に特化して、布の見た目や質などでは全体として他とは違うようなテイストを持っていますので、欧米の方などでもリネンに興味のあられる方が林与のものづくりを特別に見てくださることは多いので、自分らしいものづくりの方向性は保って行こうとするときに、そのようなものづくりを最大限にPRできるような場所を求めるのも大事だろうと思っています。

最初はプルミエールビジョンでなくてもよいのかもと思います。パリででも1週間ほど場所を借りて個展的な林与の展示会を開いてみるのもよいのかもしれません。それなら、リネンだけでなく近江上布の世界をヨーロッパの皆様に見てもらえるようなチャンスになるかと思うのです。