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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
帰国
2011年11月13日
今朝8時30頃成田空港に無事に到着しました。お世話になった皆さんにお礼をいう間もなく、滋賀県に戻る新幹線の手配などして家に着いたのは午後2時でした。皆さん、ジャパンクリエーションなどには出展されているのでこれからもお出会いできるかと思いますので、そういう意味でも今回の調査事業というのは特別な交流の機会でした。

サリーを眺めると日本がたどった着物文化とかぶるところがあり、それが洋服の文化に移り変わるのも日本と同様ではないかと思いますが、日本的な完壁主義が着物を消し去ったのかとも思います。オートバイの後ろにサリーを着て乗ったりするのが普通だとまだまだサリー文化は守られそうですが、ヘルメット着用義務が強化されるなどするとそれも消え去っていくのでしょう。着物の文化にしましても、着物だけではなく、その周囲の環境と共に生きるものだからです。

初めてのインドということもあり、インドでは極力危ないものは食べなかったつもりではありますが、帰国して体がすごく疲れていています。ものが売れるとか売れないとかよりも、まず、食べるものひとつに気を配らないといけないのがインドです。外国人がインドで商売をすることで、電気や水なんかもだんだんと環境が整ってくることかとは思います。

昨日の市内観光の途中で伝統工芸品を展示即売されている建物がありました。そこにはデリー市の首相やインドテキスタイル省の事務次官も見学にこられていてインドの伝統工芸だなあと思うものがたくさん並んでおりました。絹の布に関しても、これって、インドのテキスタイル展示会では触れることができない特別なグレードの気がいたします。

夜には、倉庫に行ってインド滞在中に着分オーダーのあった在庫を確認するために、夜に糸の在庫を確認いたしました。また、縫製テストのために生地を縫製工場にもって行きました。