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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
準備日
2012年02月12日
朝起きても、体が疲れきっていて7時なのに外は真っ暗で肌寒さを感じます。ヨーロッパの建物というのは石でできているということでこれが普通なのかもしれません。暖房はついていますが、オンにしても暖かくはなりません。ホテルのフロントなんか寒いのに我慢をしているのでこんなもんでしょう。ホテルのコンチネンタルブレックファストに、オレンジジュースがついていておいしいこと。

食事後、外に出てオレンジジュースとかと、アダプタを買おうと電気屋さんをさがすものの、朝のパリはお店が開くのが遅く、オレンジジュースは手に入ったものの、アダプタは買えず。ホテルに戻ると、ホテルのフロントに聞くと、ホテルの備品のアダプタを10ユーロで売ってくれるとのこと、うれしかったのですが、小銭がなく、またまた、外のお店に行って、いらないものを適当に買い込みしておつりで10ユーロを捻出しました。

ようやく、パソコンが充電できてネットにWIFI接続しようとするとパスワードが分からず、また、ホテルのフロントにパスワードを教えてもらいに行きました。なんだか、親切が小出しな感じのホテルで、自分がやりたいことがあればそれに向かって動かないと何も解決しないなあという感じです。昼過ぎに展示会場近くの駅に行ってシャトルバスがあったのですが、それも、自力で見つけてたずねないと運転手が自分からテックスワールドのシャトルバスであることを教えてくれるわけではありません。会場に向かうだれもが見つけるのに苦労をしておられました。

会場のイメージは、ジャパンクリエーションの2倍くらいのイメージでしょうか、インターテキスタイル上海の5分の1くらいのイメージです。ブースの電灯や備品なんかは日本や中国のものよりもグレードの高いものを使っているようです。ヨーロッパにありがちな入り口も壁で狭くしたクローズドな感じでのブース外観で、これでは、せっかく林与ロゴ看板を貼り付けても見えないでしょうから入り口の2枚の壁を取ってもらってオープンな感じのブースにしました。壁に最初からダメージがあったのでそれのレポートと、ほかに、ハンガーバーを低くしてもらうなど、自分なりに満足になるようブースを改造しました。

リネンとヘンプのセクションに出ているので、春夏物ということでリネン素材を探しに来られる方は多いと思います。周りには、中国の出展者が多いのですが、リネンの細番手には興味があるようで、準備をしていても洋服などの試作品などに興味を示しておられました。今回の目的は、ヨーロッパの展示会でどのようなリネンが展示されているのかということを調査することと、林与のリネンのイメージを多くのヨーロッパの人に見てもらうのが目的で、また、今回はヨーロッパでの展示会の練習的な部分もあります。この展示会もヨーロッパで展示会したいと思って、締め切りもかなりすぎているのに主催の方にお願いして出させてもらったので、出られるだけでも幸せといえば幸せです。

壁のダメージの問題などあって、飾り付けをスタートできたのが夕方6時で、夜の7時いっぱいまで掛かって準備を終えました。今日は日曜日でしたので、パリ市内のお店を見て回る予定でしたが準備だけで終わった一日です。夕食は北駅近くのレストランで食べてホテルに帰りました。