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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
リネンハンカチの刺繍
2009年06月20日
昨日は、「林与」のリネンハンカチの構想をグレードアップするために、刺繍の大手の技術の方に電話でお話を聞きました。リネンハンカチの周りの刺繍は、リネンに刺繍をしてから布を切り抜くのだということを聞いて、今までの疑問が氷が解けるように解決しました。

別の刺繍屋さんにも電話でお尋ねすると、そこでは手で刺繍を刺すそうで、小ロット対応が可能だそうですが、洗濯とかする想定のものに関しては、ミシン刺繍のほうがよいとのこと。刺繍糸に関しては、高級品に関しては、シルクも使えるとのことでした。

刺繍機を持ってられる縫製工場がありますので、そこの刺繍機をお借りして、自分で刺繍のイメージを作って、それを本職の刺繍屋さんに刺繍してもらうのが一番、仕上がりがよくなり自分のイメージに近いものが出来上がるだろうと考えています。

リネンハンカチに施すデコレーションの刺繍まで考えると織物屋が生地以外の部分に深入りしすぎるような気持ちもありますが、日本でこういったオーダーメイドの刺繍を請け負うことができるところが非常に少ないと大手の刺繍屋さんも言っておられましたので、難題なだけにやり遂げたい気持ちがあります。どこかハンカチの専門店が私の希望を叶えてくれると助かるのですが、つくりたいものがつくりたいものだけに3年掛かっても仕方ないと思っています。

今日の画像は、「林与」で製造しております「林与」ブランドのメンズ向け綿麻シャツです。麻機屋の四代目自身が毎日愛用している10代から80代まで誰にでもよく合う普段着によい一品です。