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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2019年1月
リネン日記:4
2019年01月26日
今日は雪模様の中、週末を利用して、西脇からマナちゃんが来てくれて工場の中で整経の作業。夕方ひと段落のあと、糸を巻いてくれるおじいさんのところに糸を取りに行く。その帰り、雪の中、雪でスリップして道から脱輪して水路にタイヤが落ちかけの軽バンが前方に。声を掛けると佐川ドライバーの方が一人で困っておられ、3人で完全に脱輪してしまわないように手伝って軽バンはドライバーがゆっくりと運転して道に無事に戻ることができた。プロのドライバーでもスリップなので雪のときの運転は慎重に気をつけないとという思いが増した。

マナちゃんの家も機屋さんで特殊な広幅のカラミジャガード織機が残っているという話で、日本でも数少ない希少な環境が残っているというか、残しておられるというので、今は動いていないということなのだけどそういうものを大事に残していつか動くとすごいなあと思う。機械技術というのは昔のほうが凄いなあと思えるところがある。
2019年01月18日
自動車保険の更新に自動車メーカーのオートディーラーに行った。私の保険のことよりも気になったのが、他のテーブルでカーナビのデータ更新をされたいお客さんの話。個人情報同意書にサインが必要ということでサインなのだが、その同意書には、カーナビのデータ更新でカーナビが壊れてもお客さんの責任ですよというのに同意しろという内容で、お客さんもこれには当たり前に怒っておられた。そんなむちゃくちゃなものに同意しないと更新もしてもらえないのかという話。

カーナビメーカーも更新プログラムがカーナビを壊したり不具合をもたらす可能性もあるというのを知っているから、そういう対応なのだろうけど、そもそもまともにデータ更新できないようなカーナビで、リコールしないといけないようなカーナビがついてしまっているという話になる。お金は欲しく更新サービスを提供しているけど責任からは逃げる逃げる。

お金払って更新して実際にカーナビが壊れたらどうするの?カーナビ買い換えろということなのか。たちの悪い業者そのものの考え方が基本になってしまってては、買うときにそういう説明すらも必要になってくる。純正のカーナビが更新で壊れても当たり前の品質のものというのも、カーナビよりも無料のネットのナビのほうが更新も必要すらなく上の品質。はずれを引かされたということにつながりかねない。

メーカーでカーナビを作っている人にしても、働く時間も人も制約を受けて対応が難しく、まともに動かすためだけにつくりあげたカーナビ、更新なんてすれば、うまく動かなくなる可能性は高いのである。お金を払って壊れる可能性すらあるサービスを受ける無責任な対応されるくらいなら、新しいものを買ったほうがよいという話になってしまう。

自動運転もカーナビを使うのだけど、カーナビ自体が、更新は必須うだろうけどまともに動くことも保証がないものだから危険すぎるだろう。
2019年01月02日
問題がないのに織機が止まる問題。こういうときに織機や機械の故障なのかそれとも調整の問題なのかを考えると、織機や機械の問題ではなく、適切な調節が行われていないから、織機が問題を感知して止まるのだろうということがほとんど。今回も、あまり関係のない違う調整不足の所を正しく調整を掛けてみる。すると止まる問題が消えた。織機は正しく感知して止まっていただけのこと。

普通の織物を織っているときにはこういう問題は見えてこないけど、ぎりぎりの織物を織っているとこういう問題に遭遇してしまう。理論的には織れないといけないのだけど、理論的に織れる限界近くの織物の場合には、できる限りただっし調整が必要。私が一見して正しくなく気持ち悪いなあと感じていた、何十年も調整をされていない個所を正しく触っていくことになる。

そういう調整のできていないと思われる個所にしても、調整してみた結果そのような調整の位置が現実的なこともあったりするので、実際に織ってみて正しく織れるという結果が大事なのであって、正しく動いているものを理論だけで正しい調整を掛けると不具合が出てくることがあって、ほかの部分の調整に広がりすぎることもあるので、気持ち悪いなあと感じながらも調整を掛けない我慢も必要だったりする。これホント大事。

一部だけをみてそこを直すと全体がうまく行っていたものが行かなくなることも多い。理論ではわかっていても理論通りにいかないのが現実で、その中で答えを出してゆかないと行けないことも多いのである。大きな会社だと理論通りにすべて行くように外が問題を吸収することが多いが、林与みたいな小さな会社は、そういうケースでは外の会社で問題を吸収し解決するのが仕事みたいなところかなあと思う。
2019年01月01日
あけましておめでとうございます。

今年のお正月は例年よりも暖かく、工場の中で作業をしていても寒さをそれほど感じないのでありがたい。それでも25日ころから降っていた雪は外に残っている。年末には調子よく動いていた1台の織機が年を越し、今日の終わりから不調、経糸も横糸も切れていないのに止まる。光感フィーラーの問題かと思い、基盤を交換したりするものの改善しない。

織機が問題がないのに止まるということなので、無理やり動かすと動くのだけど、問題があるときにも無理やり動かしてしまうので、キズが出てしまう。判断が難しく、これは一度本格的に原因の究明が必要な問題。