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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2021年1月
リネン日記:25
2021年01月07日
年末に何年振りかに流しの洋裁人原田さん会うことができたが、ほんと行動派で全力だなあと思う。私自身があまり時間がなさ過ぎてゆっくりと話が出来なかったのが残念だが、ご結婚もされてあっという間に男の子も授かられて、その名前が大五郎というのもたくましく育ちそうだが、あまりにも子連れ狼の世界。

行動力と作品をつくって売る力というのは比例するんだろうなあと思う。普通だと食べていくことが難しいなあと思うようなことでも実践してやって食べていくみたいな、地力があるというあたりだろう。最初、卒業して働かれたときから全力を出し切ってやってられたんで、それが今も続いているだけなんだろうけども。

富士吉田から和歌山経由で滋賀県まで普通に回ってこられ、琵琶湖の反対の高島で生地を探してそのあとで、琵琶湖の反対側の林与にきて、倉庫で生地探し。相当疲れておられたと思うけども、大津に宿泊で明日は京都だといっておられた。林与で探しておられたのがシルク麻の生地なのであるけども、ほとんどなくなってしまって、次に作る予定が1月後半目標。

原田さんの行動力というのは大したものだけども、実際の原田さんの力は、そこじゃなくて、洋服を作れる部分で、何でも一人で最初から最後までつくって、そこに一番くらいに時間を割いておられる人だから、逆に動くことや企画くらいはへっちゃらなんだろうと思う。

ものづくりの道で成功するかしないかみたいなのは、結局は自分自身のやっていることを正しいと思えるのか思えないのかという判断なんだろうと思う。普通の人の2倍3倍動いていれば、失敗や余分な経験も含めていろんな経験が2倍3倍で、そんなのをずーっとやってれば、プロ中のプロも当たり前。でも、そういう人と話していると普通の職人にありがちな技術話は少なくて、インフルエンサー的な人生観をもっておられるのを感じる。話聞いていても、お笑いの芸能人より面白いと思うし、その話を聞くと迷っている時間があるなら動いて失敗したり苦労するのも大事だと開ける感じがするだろうと思う。全力でやってれば何とかなるって感じ。なかなか成り立たせるのが難しいことをやっておられながら成り立たせておられるのは立派だなあと尊敬する部分である。
2021年01月06日
加工出しの用意などあって早朝に作業をしていてすごく冷え込んでいる工場の中、工場が広いので気休め程度だけども、アラジンタイプの石油ストーブを一つ点けて、寒い工場の中で作業。スタッフの子も、手が冷たいだろうけど、糸をつないでいてくれる。

今日は午後から加工出し、在庫の生機などをまとめて加工に出す。加工工場の社長とお話していても、アパレル向けの生地というのはほとんど入ってこないという話で、アパレルの企画がコロナでうまく進んでいないのが伝わってくる。人が多い会社ほど大変だろうと思う。

今は、アパレルさんも人員を維持してゆくことが最優先で、資金面も企画に使うのは難しい状況が普通だろうと思う。東京近辺で緊急事態宣言、当然の流れとなってしまい。税金を使ったものの悪い結果となり、さらに、税金が必要となり、人々の暮らしへの対応も難しくなるし、将来悪化していく。ベストを選択すべきだけども、しがらみがあってベストを選択できないのがよくある話。

会食の場の表に出せないような裏話で、物事決めてたらベストな選択なんてできないだろうなあと思うが、会議室の会議なんてまじめなことはできないのがくたびれた爺さんたちで、言っても無駄な人たちの世界。口から出る言葉にしても、無責任な言葉ばかりで、心に響くものもないだろう。権限の少ない下とされる知事たちのほうが人々と向き合ってるだけにまともな精神で、人間らしい対応。年配の人には本当に失礼だけども年配の偉いさんたちが本当にどうしようもないのが日本の国のトップの面々。存在自体が、若い人たち、これからの人たちに気の毒すぎる。
2021年01月05日
いろいろと新しい人に会社の中で仕事をしてもらうと、機械が壊れたりとかもあったりするので嫌がる会社も多い、そういうのが職人的な考え方だろうけども、正しいことを正しくやってるだけでは逆に限界も浅くて、失敗なんかも経験しないと本当に何が良いのか悪いのかも分からず、物事に精通することは難しいと思う。物事に精通すると物事をみる角度が違ってくるので、普通とは違う面白いこともやってみようと思えるだろう。それは思い付きでの面白いじゃなくって現実的に自分自身で実現できるような面白いこと。

一番大事な部分が人が、いろんなことをやろうとモーティベイトされて、実際にそれに向かって無心に動ける人でないと、日本の中での繊維の世界で食べていくのは、難しいだろうなあと思う。日本の大手も海外で安く作ったものを日本で売る商業的な商売になってしまっている。

利口な商売にみえても実際は仕事の肝の部分を海外に移行して、仕事の大事な部分を失って、企画にしてももう海外のほうが上になる。金儲けだけしかみえなくなるといつの間にか、簡単な仕事も国内ではできなくなってしまっている。昔はよくゆとり教育が批判されたけども、今はゆとり社会そのもので海外にどんどんと追い抜かれて、海外の人ができることが日本人ができなかったりも多くなってきた。

もう、日本人は器用でもなくなって、中国やインドの人のほうが器用な人も多い。コンピュータを使ったスタイリッシュなデザインはできても、手書きの漫画のような国際的位に評価される世界は最底辺の労働といわれ、今後は無くなっていく世界だと思う。

君の名はというアニメ映画があったけど、あの映画をみていてアニメーションとしては、今までのアニメーションからすると静止画を使うばかりで手抜きが多いなあとだ思えたが、それが日本でできる限界になりつつあるのだろう。一枚の大きな絵をかいてそれをカメラワークで動画のように見せて成り立たせるのが多すぎて、アニメーションが1秒に30枚のアニメが必要というあたりを節約しながらそれなりにうまくできた動画。

戦争の後の日本人の意識とは違った感覚で、似たような雰囲気をテクニックで作り出したようなアニメ映画。もう昔のように1秒のために何十枚の原画を描くことができなくなったのが君の名はのアニメ映画である。少人数でアニメ作品をつくるためにはそういう方法が一つの方法だろう。
2021年01月04日
織物につかう道具を作るのにアクチュエイターを2タイプ購入。最初に購入したのがステッピングモータータイプだったので、回路を組み立てて制御が必要なのでそれよりも、直接的にコントロールできるように、永久磁石タイプのモーターを積んだのも追加購入し、正転反転の回路も購入。あとは降圧回路をつなげばスピードのコントロールもでき基本目的は達成できるだろうと見込んでいる。最終的には目視できる降圧回路のデジタル表示を見ながら設定ができると一番便利かと思っている。

届いたものを正月にチェックして、12Vバッテリーにつないでモーターがどういう動きをするのかを見ると、12Vバッテリーにつなぐと棒が単純に伸びる方向に動くか縮む方向に動くだけのこと。アクチュエイターがどういう動きをするのかも分からなかったので買ってみてアクチュエイターというものはこんなものだと思った。

棒が伸びたり縮んだりするスピードが速すぎるので、3分の1から4分の1くらいのスピードだと良い感じになるのではないかと、降圧回路を購入する。さらにいちいち電源を反対につなぐもの理想的ではないので、反転回路も前もって購入していたものをつなぐ。

理想的なスピードでアクチュエイターが伸びたり縮んだり。ありがたや、ありがたや。テストには15cmほどのタイプでもよかったけど、大は小を兼ねるで大きい目のタイプを買ってみた。昔だとなかなか目的に合ったものが手に入らなかったけども今は目的に近いものがネットで探せて一か八かをすれば簡単に試せる時代。

ちなみに、降圧回路もあまりに電圧を下げすぎるとモーターが回らなくなるので、アクチュエイターのモーターを付け替えられないかも検討の為、アクチュエイターを分解して中身がどうなっているのかを確認もした。ちょっとこのタイプのモーターは市販では手に入れられなさそうなことが分かり、降圧回路を使うのが正解であるのも分かったことがうれしい。

モーターを分解したのは良いけども、再度、元に戻すのが結構難しい。でも、壊れても、1万円くらいのものなので、戻せなくても勉強になったと思えばよいという覚悟で分解しているので、内部構造を知るために分解して組み立てるのも勉強代だし、そこが使いこなすためにも大事なところだと思っている。中が見えないものを訳も分からなく使っていて持って使っているというだけでは面白くなく、改良や改善を加えて自分が使いたいものに変えるためにも中がどうなっているか分解してみる。
2021年01月01日
新年あけましておめでとうございます。コロナ禍ではありますが、今年も一年、自分のできることに全力で打ち込んでまいりますので、楽しそうなことも発信できると思いますのでよろしくお願い致します。