リネン日記
倉庫と在庫
2009年06月21日
昨日の午前中、倉庫に入ってリネンの25番手と、アイリッシュリネンのオフ生成140番手を3個取りにいきました。アイリッシュリネンの箱の奥には、近江上布を織っていた昔の手機が4台くらい壁側に着けて置いてあります。すこし分解してあるので、すぐに動く状態ではないのですが、ああこんなところに4台もあったんだなあと思い出しました。
この倉庫は昔、織物工場として使っていた倉庫なのですが、織機はずいぶん昔に出してしまって、今は、いろいろなものが保管してあります。仕事に通常使う綿60/2や100/2の糸がそれぞれ100色以上もストックしてあったり、年代モノのリネンのキバタとか、買っただけで、一度も開けたことのないような糸の箱があったり、今は手に入らないカネボウブランドのシルクの糸が何百キロもあったり、モノがつくれなくなる時代を見越してストックしたものがたくさんあります。
このことは、今の時代のジャストインタイムな在庫ゼロを目指す方式のまったく正反対です。品質の高い商品を安定的に供給をするためには、糸屋と問屋の機能を機屋が持たなければならない時代になってまいりました。麻を商材として扱っておられる業者さんから、麻の織はもちろん、麻の糸のことや麻の生地、また麻の裁断、縫製に関する全般的な相談がたびたび寄せられるのもそのためかと考えます。
私自身、春から夏にかけては、自社で作ったリネンや本麻のシャツを愛用しています。同じシャツばかりを着ている訳ではありませんが、10年以上も大事に着ているシャツがあったりするのです。麻は丈夫な布なので長持ちし、それが麻の良いところのひとつだと思うので、布をつくる側としては見えない部分もしっかりとつくっておきたいと考えております。
画像は、ハンドメイドの小鳥です。
この倉庫は昔、織物工場として使っていた倉庫なのですが、織機はずいぶん昔に出してしまって、今は、いろいろなものが保管してあります。仕事に通常使う綿60/2や100/2の糸がそれぞれ100色以上もストックしてあったり、年代モノのリネンのキバタとか、買っただけで、一度も開けたことのないような糸の箱があったり、今は手に入らないカネボウブランドのシルクの糸が何百キロもあったり、モノがつくれなくなる時代を見越してストックしたものがたくさんあります。
このことは、今の時代のジャストインタイムな在庫ゼロを目指す方式のまったく正反対です。品質の高い商品を安定的に供給をするためには、糸屋と問屋の機能を機屋が持たなければならない時代になってまいりました。麻を商材として扱っておられる業者さんから、麻の織はもちろん、麻の糸のことや麻の生地、また麻の裁断、縫製に関する全般的な相談がたびたび寄せられるのもそのためかと考えます。
私自身、春から夏にかけては、自社で作ったリネンや本麻のシャツを愛用しています。同じシャツばかりを着ている訳ではありませんが、10年以上も大事に着ているシャツがあったりするのです。麻は丈夫な布なので長持ちし、それが麻の良いところのひとつだと思うので、布をつくる側としては見えない部分もしっかりとつくっておきたいと考えております。
画像は、ハンドメイドの小鳥です。