リネン日記
商標登録
2009年10月30日
昨日は、午後から商標登録に関しての相談をお願いし、弊社までお越しいただきました。滋賀県を中心として複数の件のアドバイザーとして活躍されておられる方で、登録を予定している商標が登録可能かどうかを事前に調べてくださっており、スムーズにネーミングの登録が進みそうです。
リネンジーンズの案件が自社企画のもの以外にも進みはじめているのですが、色の調整などリネンをおるということ以外の部分で、リネンと深く取り組まないといけません。原色の濃淡だけでは大衆向けの色が多くて、ワビとワビの世界を作り出すのは難しいのです。わずかな色の違いにこだわるブランドでは、原色を使うことは少なく同系色で固めつつも微妙なトーンを使い分けることで、独特の世界を作り上げます。デニムの世界で日本のデニムが世界的に強いのも色出や仕上げにこだわることができるからで、糸や織以外の要素も重要となってきます。日本人の感性が世界から注目されているといえます。
高級なものを作ろうとするときに、絶対的に必要なのは確立された技術だと思います。安定してものづくりをすることが出来なければ、色柄を生み出しても、問題が生じて最終商品で完璧なものが作れないのです。そのためには、麻に関する知識が必要で、糸の知識はもちろん、染の知識、織の知識、加工の知識がなければ、麻をデザインしてもどこかで壁にぶつかったときに最初からやり直さなければならないことが多いのです。
日本のリネン業界においては、大手さんの取り扱う中国産テキスタイルが大部分を占めていますが、林与では、まったく逆の方向で、近江湖東産地の麻織の技術をベースに、アイリッシュリネンプロジェクト、リネンデニムプロジェクト、リネンストールプロジェクトなどに取り組み、メイドインジャパンのリネンとして誇れるようなクラスのものをつくりたいと考えています。小さいながらも麻にこだわり続ける老舗であることの違いを世界に向けてPRしたいと考えております。
リネンジーンズの案件が自社企画のもの以外にも進みはじめているのですが、色の調整などリネンをおるということ以外の部分で、リネンと深く取り組まないといけません。原色の濃淡だけでは大衆向けの色が多くて、ワビとワビの世界を作り出すのは難しいのです。わずかな色の違いにこだわるブランドでは、原色を使うことは少なく同系色で固めつつも微妙なトーンを使い分けることで、独特の世界を作り上げます。デニムの世界で日本のデニムが世界的に強いのも色出や仕上げにこだわることができるからで、糸や織以外の要素も重要となってきます。日本人の感性が世界から注目されているといえます。
高級なものを作ろうとするときに、絶対的に必要なのは確立された技術だと思います。安定してものづくりをすることが出来なければ、色柄を生み出しても、問題が生じて最終商品で完璧なものが作れないのです。そのためには、麻に関する知識が必要で、糸の知識はもちろん、染の知識、織の知識、加工の知識がなければ、麻をデザインしてもどこかで壁にぶつかったときに最初からやり直さなければならないことが多いのです。
日本のリネン業界においては、大手さんの取り扱う中国産テキスタイルが大部分を占めていますが、林与では、まったく逆の方向で、近江湖東産地の麻織の技術をベースに、アイリッシュリネンプロジェクト、リネンデニムプロジェクト、リネンストールプロジェクトなどに取り組み、メイドインジャパンのリネンとして誇れるようなクラスのものをつくりたいと考えています。小さいながらも麻にこだわり続ける老舗であることの違いを世界に向けてPRしたいと考えております。