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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

週明け

2012年06月18日

加工工場さんから連絡があって、生成の仕上がりでアクが出ているとのこと、生成のものというのはナチュラルですので、本来、アクが出るくらいが本物だったりいたします。生機を水洗いされると、煮汁のような醤油っぽい黒い感じに水が染まるのが普通のことなのです。

アパレル向けなど、同じ生成りでも、糸の状態で精練をして、軽い晒しを掛けてあるとその度合いというものは非常に少ないです。資材向けなどの生成は、本当に土臭いくらいに、アクが出てしまいます。リネンもワラに過ぎないというのを感じる瞬間です。

アパレル向けの生成でアクが出ることは少ないのですが、毛焼きをするために、その毛羽の燃えた残りが、黒い粒子となって生地に付着してしまうというケースのようです。リネンのものに関しても毛焼きをしなければ、毛羽の問題が多いですので、毛焼きはしておいたほうが百貨店に置くものなどの場合はより安心かと思います。


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