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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

2012年09月08日

今日は、朝から週末にも関わらずいろいろな糸が届きました。4トン車は字の中に入れないので、近くの運動場に取りに行ったり、農協に取りに行ったり、していました。秋冬向けにウールを交織するということで、ウール糸を手配しました。届いた糸の感じは良い感じですが、色がちょっとイメージと違うかなあと思いながらも、急いで取り寄せることができて、カウンター見本として仕上げて生地の感触を確かめることができるのでありがたいです。色はあとから調整を掛ける感じにします。

昨日、彦根の四番町スクエアのボックスギャラリーからお電話いただいて、ストールの生機が好評でたくさん売れてリクエストがあるとのことで、追加のストールをギャラリーまで持って行きました。本当にたくさん買ってもらっていてびっくりしました。口コミで買ってくださっているようでありがたい話です。次回はキッチンクロスHDタイプも持っていこうかと思います。

急ぎの仕事が詰まりすぎていて、うまく行かないことが一つでもあるとそこにすべての時間が費やされるので、数日を体力を消耗するだけのように、機械の調整に明け暮れることもあります。別の台で織っているものもしばらくすると織れなくなるのは、ぎりぎりな織物というのは普通なら無視できるような何か一つの小さな要素が変わると急に織れなくなるものです。

夜、工場で織っていると不思議なお客様、珍しいタイプの胴体の太い大きな蛾が回っていた扇風機の1Mほど前の床にいます。普通風が吹いていると飛ばされてしまうので飛ばされないように踏ん張らないといけないのですが、何時間もそこで踏ん張っているのです。たぶん、工場の中に入ってきて蛾も暑くて居心地のいい扇風機の前を見つけたようです。

夜蛍光灯の光に誘い込まれて工場の中に迷い込んだだけなので大事にしてあげたく、糸を包むビニール袋で包んで外に逃がしてあげました。外にいっても胴体が大きすぎて羽が小さすぎて飛んではいますが、コントロールできていないほど。自然に恵まれていないと生きていけないトキもそういう動物だったのかもしれません。

国を代表する動物というのはその国で独自に進化したとか、その国でしか生きていけないという要素があるので、環境が変わってしまうと滅んでしまうのは当たり前なのでしょう。あんな珍しい蛾は始めて位に見ました。もう今後見かけることもなかろうかと思いますが、イタチもドジョウもたくさん見かけました。蝉も遅かったですがしっかりと毎日鳴いています。今年はいろいろな自然現象が戻っているのを見かけます。たぶん、家の周辺の水路に水がしっかりと流れていたことが大きな要因ではないかと思います。


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