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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

DHL

2012年11月07日

DHLで荷物を出そうとすると、手書きのフォームが使えないようにする方向に動いておられて、ドライバーも手書きの送り状を持っていません。これって、輸出がすごく難しくなる要因なのです。送り状とインボイスの品書きは基本的に同じものでないと問題が生じるケースが多く、お客様と当初から使っていた品番や商品詳細がDHLの送り状やインボイスに文字数の成約で書き込めないとかなると通関すらも難しくなってしまいます。

簡略化しようとするサービスがあるともう片一方でとんでもないほど複雑化し大きな問題も生まれてきます。たとえば、メートルという単位で商品を入力しようとしても、小数点以下が入力できないとか、誰がこんな馬鹿なシステムを作って放置してあるのかと思うと、従来の商慣習というものが、システムの不作為によって人に優しくない表現になってしまうのは忍びないことです。

こういうのってほんとたくさんあったりします。簡略化されたコンピュータ入力というのは作った人が何を考えてその入力項目を作ったかということを想定しないと入力する人が迷うケースが多いものです。行政の法律が絡んで担当の方が素人だとチェックミスが重なると間違ったものが正しく180度反対の表現を使わないとならないこともあったりで、人以上にシステムが力を持ってしまうと、裸の王様状態なことも多いものです。

簡略したフォームに流れてしまうと、それに慣れると複雑なことができなくなるということの始まりだったりします。輸出入業務そのもののほかに、DHLのフォームに慣れるということが必要で、それに合わせて会社の中の単位や表現を調整していかないとならないのは、大きな制約とはなってしまいます。

送り状一つ書くのに、送り状の登録のためイーメールのやり取りが必要というのも、電話掛けるのに交換手に相談しないといけない昔に戻ってしまったのではないかと思う気もするサービス向上ですね。


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