リネン日記
ミシンに使う麻糸
2012年11月23日
ミシンで使える麻糸がないのかというご質問をたびたびいただいていて、非常に太いタイプの糸なら実用性があり使われているというお話を聞きました。アイリッシュコードと呼ばれるような糸と同じくらい太く、ラミー糸でしたが非常に綺麗な糸を見せていただきました。
しかしながら、これは非常にデニムの縫製に使うような一番太いタイプの糸です。通常のものをリネンの糸を使って縫製しようとすると、糸切れに悩まされると思います。が、最近、林与がある用途向けに、リネン150番手の糸を双糸にしたものが手元にあります。これだと、双糸になって、ふくらみが有ることを考えても、リネン66番手クラスでしょうから、細さ的には良さげです。
通常のミシン糸は、シルクや綿などの天然素材もあるのですが、価格面を無視したとしても、強度と耐久性の面で、合成繊維のナイロンやポリエステルなどにはどうしても負けてしまうものです。ましてや、天然繊維のなかでも一番切れやすく、不安定要素の高い麻糸となると相当太くしないと強度は低いです。
あんまりミシン糸が強いと、今度は、針が折れたり、ミシンが壊れてしまいます。これは、織機も同じことで、何千本もの糸があって、それが強い糸だとそれなりに織機も強くないと駄目なのです。鉄の部品なども負荷が掛かって強く擦れると何十メートルか織るだけでも磨耗します。鉄って弱いものなんだなあと思う瞬間です。また、そんな状況でも油ですべりをよくしてあげると磨耗や熱の発生を抑えることが出来るのです。
しかしながら、これは非常にデニムの縫製に使うような一番太いタイプの糸です。通常のものをリネンの糸を使って縫製しようとすると、糸切れに悩まされると思います。が、最近、林与がある用途向けに、リネン150番手の糸を双糸にしたものが手元にあります。これだと、双糸になって、ふくらみが有ることを考えても、リネン66番手クラスでしょうから、細さ的には良さげです。
通常のミシン糸は、シルクや綿などの天然素材もあるのですが、価格面を無視したとしても、強度と耐久性の面で、合成繊維のナイロンやポリエステルなどにはどうしても負けてしまうものです。ましてや、天然繊維のなかでも一番切れやすく、不安定要素の高い麻糸となると相当太くしないと強度は低いです。
あんまりミシン糸が強いと、今度は、針が折れたり、ミシンが壊れてしまいます。これは、織機も同じことで、何千本もの糸があって、それが強い糸だとそれなりに織機も強くないと駄目なのです。鉄の部品なども負荷が掛かって強く擦れると何十メートルか織るだけでも磨耗します。鉄って弱いものなんだなあと思う瞬間です。また、そんな状況でも油ですべりをよくしてあげると磨耗や熱の発生を抑えることが出来るのです。