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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ハーベスト展2日目

2012年12月06日

二日目も朝から顔なじみの方が順番に会いに来てくださり、アットホームな感じです。朝一番には、上島佳代子先生がお越しくださり、なにやら、フランス語のスライド教材で、リネンについてのスライドを入手されたということでかざして見せていただきました。これって面白い。数十年昔の35mmくらいのスライドでしたが保存状態も良くて貴重な資料です。

午後からは、SQOでAQAブランドを立ち上げておられる小林さんがお越しくださり、ストライプとボーダー柄の新規の企画のお話ですが、プリントで出来るのか?出来そうで出来ないトリックが隠されていて持ち帰ってプリント工場さんも含め考えてみます。少し落ち着く1月くらいのお話になりそうで…。

ストール関係に興味を示してくださるケースも多いのですが、なぜか、この数日に聞いたストールの企画で、3件ほどの企画されるコンセプトというのが重なっているのです。あれ、あれ、あれ?どこもが同じものを良いと思って動かれる世間の狭さを感じます。

近江上布柄に気を留めていただいたかたがいてくださり、驚いたとおっしゃってくださっていました。今では織物の世界でも誰もが知らなくなったダークサイドに位置するものですが、国内だけでなく海外デザイナーさんにも一番興味を示していただけるもので、プリント柄としてだけでなく、本格的な再現にも取り組んでいく必要を感じました。近い形で再現したとしても着物の世界に用途を絞ると駄目だろうなあということです。

作って残っても誰かが欲しいと思ってもらえるようなものをつくることが、布の価値というものを根本のところから考える上で大事だろうなあと思います。


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